【特別寄稿】瀬田玉川神社シリーズ:瘡守稲荷神社 #4 第二のふるさと創生協会・全国お祭り手伝い隊プロジェクト

【特別寄稿】瀬田玉川神社シリーズ:瘡守稲荷神社 #3 「お稲荷さん」は何の神さま? はこちら

4. 第二のふるさと創生協会 全国お祭り手伝い隊プロジェクト

 昨秋、私は仲間と共に「一般社団法人第二のふるさと創生協会」(針木陽介代表理事)という団体を設立しました。この団体は、都会と地方、海外の交流促進を目的として、大きく2つの事業に取り組みます。

①全国お祭り手伝い隊プロジェクト

 これは、都会に住む人たちや外国人などに「全国お祭り手伝い隊」というボランティアになっていただき、特に地方で開かれる神社のお祭りにお手伝いに行くことで、その土地の人びととの間に絆が生まれ、「第二のふるさと」と感じる場所が生まれるきっかけ作りをするプロジェクトです。

 毎年夏休み明けの9月1日が、全国の小学生の自殺率がもっとも高い日という話がありました。私たち大人もそうですが、都会の中での生活は、知らず知らずのうちに心や体が疲弊して、気持ちが追い込まれてしまうことを経験されている方もいらっしゃると思います。

 そんな時、もし地方の町や村のどこかに、“あそこにいけば、あの優しいおじいちゃんやおばあちゃんに会える”というような「もう一つのふるさと」があれば、その心も癒され、物事を乗り切る力をもらうことが出来るかもしれません。

 その「もう一つのふるさと」づくりに、神社のお祭りへのお手伝い参加や植樹活動への参加から、きっかけが生まれることを願い、活動していくものです。

 去る2月11日に開催した三重県尾鷲市の蛭子神社のお祭りのお手伝い事例をぜひご覧ください(三重県尾鷲市須賀利町・蛭子神社祭礼お手伝い報告 R2.2.11 第二のふるさと創生協会公式サイトより)。

全国お祭り手伝い隊員が大活躍!(画像:一般社団法人第二のふるさと創生協会)
大漁旗で神社を飾り付け(画像:一般社団法人第二のふるさと創生協会)

 このような祭りを、当協会が仲介を致します。ちなみに、「全国お祭り手伝い隊」の登録は無料になっております。

 現在約70名のボランティア登録をいただいておりますが、残念ながらしばらくは新型コロナウイルス発生の影響から、交流を目的とする当協会の事業は活動を控えなくてはなりません。しかしながら、こうした時だからこそ、「もう一つのふるさと」の大切さもひとしおに感じる時ではないでしょうか。

 一日も早い終息をお祈りするとともに、終息後は活動を再開しますので、ぜひ先ずは「全国お祭り手伝い隊」にご登録をください。

 お祭り情報や、森作りに関する情報もお送りします。

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瀬田玉川神社シリーズ:瘡守稲荷神社#5 に続く)

文責 瀬田玉川神社 禰宜 高橋知明

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