【子ども特派員レポート: Kai #3】せたがや水辺の楽校の遊びの日(川ガサガサ)に参加してきました

 6月4日(日)、せたがや水辺の楽校の遊びの日(川ガサガサ)に参加してきました。せたがや水辺の楽校では、春から秋にかけて、毎月第1日曜日に多摩川の近くの野川で「川ガサガサ」を行っています。「川ガサガサ」とは、川に入り、網で魚をとることです。草が生えているところと川の流れの境い目に網を置き、足で魚を網に追い込みます。そして足で追い込むイメージが「ガサガサ」なのでこの名前がついたそうです。

 ぼくはこの活動に1年生の頃から参加しています。小さいころから外で遊ぶのが大好きなので、川で魚をとったり、魚の名前を覚えることも大好きになりました。せたがや水辺の楽校のスタッフの人たちもいつも声をかけてくれたり、色々な役割をぼくにくれて、親切にしてくれています。今まで活動に参加させてもらい、お手伝いもできるようになってきたので、今回の川ガサガサから、子どもスタッフに任命されました。ずっとあこがれていたスタッフポロシャツがもらえることになったので、ぼくは前日の夜、うれしさときん張からドキドキし過ぎて夜なかなかねむれず、朝も4時に目が覚めてしまいました。

 

あこがれのスタッフポロシャツを着て

 

新しいスタッフポロシャツ

 この日の朝、せたがや水辺の楽校原っぱに集合して、ぼくたちは受付などのお仕事をしました。小さい子どもから大人まで、たくさんの人たちが集まりました。ガサガサは別のところでやるので、みんなで野川(野川ベースというところ)まで移動しました。子どもスタッフのぼくは、網、ライフジャケット、魚を入れる袋などを参加者に配り、小さい子にはライフジャケットを着せてあげました。最初にスタッフの人がガサガサのやり方を説明し、みんなそれぞれガサガサを始めました。みんなの姿を見てみると、子どもだけでなく、夢中で魚をとってガッツポーズをする大人たちの姿も見えました。ぼくは大人というものは働いてばかりで遊んでいないイメージでしたが、ガサガサをすると、大人たちも子どものように真けんに遊んでいる姿が見られました。

 

たくさんの参加者が集まりました

 
大人も子どももみんな真けんです

 ぼくも網を手に取り、ガサガサに参加しました。この日ぼくがとった魚は、スミウキゴリ、ヌマチチブ、ギンブナの稚魚、アメリカザリガニ、イトトンボのヤゴなどでした。しかしぼくが去年とった魚の種類の数よりも今年の方が減っていました。スタッフの中西さんにそのことを言ったら、「野川の水がだんだん減ってきていて、以前は見られた魚のすみかがなくなり、今回とれたような強い魚たちだけが生き残り、野川を支配しているんだよ」と教えてくれました。


 参加者のみんなも、様々な魚を取っていました。例えば、ヌマエビの仲間、ミシシッピアカミミガメ、オイカワの稚魚やマルタウグイの稚魚などです。今年の4月にみんなで多摩川にマルタウグイの産卵所を作り、その後たくさんのマルタウグイが来て卵を産んで行ったことを思い出しました。ミシシッピアカミミガメは、よく縁日などで売られている通称ミドリガメのことです。このミドリガメは外来種でとてもはんしょく力があり、強くて、日本のカメたちのすみかをうばっています。もう少しで特定外来種に指定されるかもしれません。野川にまでミドリガメがはんしょくしていることにおどろきました。

 ガサガサの最後に参加者が一か所に集まり、みんなでとった魚を観察しました。スタッフの人が、水そうに集められた魚について1種類ずつ説明してくれました。水辺の楽校はただ魚をとって遊ぶだけでなはく、このように勉強もできるので、とてもためになります。ぼくが魚にくわしくなったのも、せたがや水辺の楽校のおかげです。

みんなのとった魚について説明を聞きました

 今回、はじめて来てくれた子どもたちが、このイベントを楽しんでもらえたならうれしいです。せたがや水辺の楽校のガサガサに参加することで、ぼくは多摩川や魚のことが大好きになりました。とても楽しい活動なので、みなさんも、一度でもいいから水辺の楽校に参加することをおすすめします。
(参加費は無料で、必要な道具などは全てかしてもらえるので気軽に参加できます。でも、安全に遊ぶためのドレスコードが決まっているので守ってください。)

 最後におまけの話ですが、これから夏になると多摩川にも野川にもアユが現れます。特に多摩川のアユはおいしく、四国の四万十川のアユに並ぶほどのおいしさだと、以前、中西さんが言っていました。かつてきたなくて死の川と呼ばれた多摩川のアユが日本のトップクラスのアユと並ぶことになったことが、ぼくはすごくうれしいです。アユはとてもきれいな川にしかすめないから、多摩川がそれだけきれいになったということだからです。そしてこのように多摩川がきれいになったのも、これまで何十年かかけて大人たちが多摩川をよみがえらせる努力をしてきた結果だと思います。ぼくたちが大人になっても過去の経験を忘れず、多摩川をきれいに守り続けて行きたいです。

 

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