【コラム:ココロを扱うお仕事です】♯6 手話付き映像「せたがやインフォメーション」

 せたがやインフォメーションをご存知でしょうか。世田谷区の施策や区主催のイベント情報を、手話(ナレーション、テロップ付き)で紹介している映像です。このせたがやインフォメーション、おおよそ月に2回(1日、15日)、動画サービスYoutubeの「世田谷区オフィシャルチャンネル」で配信しています。次回は9月1日です。

▶手話付映像「せたがやインフォメーション」(8月15日号)紹介ページ(世田谷区公式サイト)
 http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/107/159/774/d00151866.html

 手話などを使ったこのような情報へのアクセス(接触、情報入手、情報保障)経路をさまざまな媒体に確保しておくことはとても重要です。なぜなら、私達は日々、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚などさまざまな体の器官を駆使していろいろな情報を取得し、無意識のうちにも情報を整理して次の行動へとつなげているからです。その「自分らしい行動」へ繋げる上で視覚あるいは聴覚などに障害がある場合には、情報取得の補完手段を備えておくことはとても有意義です。法律用語ではこれを「自己実現の価値に資する」なんて表現します。

 今回のコラムを書くにあたり、行政における手話通訳についてインターネットで検索してみたところ、二子玉川エリアに近いところでは横浜市、世田谷区、千代田区、飯能市などでは役所窓口で備え付けのタブレットで手話通訳ができる用意があることが分かりました。

 ちなみに私は、千代田区の障害者施策検討委員会の委員です。千代田区でタブレットを用いた手話通訳が始まっていることは以前から知っていましたが、千代田区のサイトで公表されていることについては、今回検索して初めて知りました。

 ▶横浜市:区役所窓口での新たな手話通訳対応について(タブレット)
  https://www.youtube.com/embed//i9u1jCOVeOk

 ▶世田谷区:タブレット端末を用いた遠隔手話通訳の試行導入
  http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/105/144/596/d00133697.html

 ▶千代田区:タブレットを利用した手話通訳
  https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kenko/shogaisha/bunka/tablet.html

 ▶日本経済新聞:飯能市、タブレットで手話通訳 聴覚障害者の窓口対応
  http://www.nikkei.com/article/DGXLASFB30H1M_Q7A630C1L72000/

 ▶東京都:東京都ICT遠隔手話通訳等モデル事業の開始について
  http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2016/07/20q7f300.htm

 このような社会の流れは、きっと、私がコラム♯1でご紹介した「障害者差別解消法」の施行によるところが大きいと思っています。技術革新により、医学的な障害が、社会的に見て「障害」でなくなっていくことは素晴らしいことだと思います。

 私の所属する東京弁護士会が発行している月刊の会員誌「LIBRA」(リブラ)7月号にて、障害者の権利に関する特集が組まれておりますので、こちらもご紹介します。私も一部執筆しております。

 ▶東京弁護士会:LIBRA 2017年 7月号の閲覧はこちら
  https://www.toben.or.jp/message/libra/libra-2017-7.html

 ▶コラム♯1:障害者差別解消法施行から間もなく1年
  https://futakoloco.com/column/otaki/983

投稿者: 大瀧 靖峰

弁護士。丸ビル綜合法律事務所(パートナー)。 2015年まで二子玉川に7年間在住(最後の3年間は二子玉川商店街に在住)。 二子玉川街情報プロジェクト「フタコロコ」の法律アドバイザー。 http://otaki-yasumine.kaisya.info/