マルタウグイ遡上レポート#6 二子玉川に春到来!

お待たせいたしました、二子玉川に春到来です!
3月5日に二子玉川エリアマネジメンツが主催した「かわのまちアクション・マルタウグイの産卵環境づくり」から約1ヶ月、やっと「二子玉川の春」のシンボルで「春告げ魚(うお)」マルタウグイが遡上し、産卵を開始しました。

産卵環境づくりをご指導くださった地元在住の谷津田春吉さんとNPO法人せたがや水辺デザインネットワークの橋本竜志さんがその後も数回にわたり環境を整備され、当初よりも広範囲になった産卵床。10度を切る気温が続き、通常よりも1ヶ月遅れて関係者をやきもきさせていました。

そして4月1日、谷津田さんから二子玉川エリアマネジメンツの担当理事を始めとする関係者に連絡が入りました!「南東の風が吹いた。明日から、来るぞー!」

翌日2日には朝から関係者らが約束もしていないのに河川敷に続々と集結、谷津田さんの「川面が真っ黒だ、あれ全部が魚だ」の声に歓声を上げたのでした。

同所は多摩川漁業組合により黄色い「人工産卵場」と書かれた黄色い旗が掲げられています。水面下では魚がまさしくひしめき合っていますので、どうぞ立ち入りや物を投げたりするのはご遠慮ください。河川敷から十分に飛び跳ねる様子が見られます。

「本当に幸せだねえ。子どもたちに見て欲しいねえ」

と繰り返す谷津田さん。ぜひお子さま連れで見にいらしてください。特に朝と夕方、今週いっぱいが見頃だろうとのこと。

子どもたちのためにこの美しい多摩川の原風景を残し、伝えたいですね。

夕日に映えるマルタウグイの尾びれ。婚姻色の橙色が美しい

マルタウグイ遡上レポート#3

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この記事を書いた人

こばなお

futakoloco 編集長。玉川町会100年懇話会事務局スタッフ。主に公民連携分野のフリーランス・ライター/エディター。二子玉川在住20年。出版社勤務を経てまちづくり法人で情報・広報戦略と水辺などの公共空間における官民共創事業に従事。多摩川流域生まれ&育ち。

暮らしを起点に「ほんとうに創造的な社会とは」を考えるラボラトリー「チームうなラボ」のフェロー。自分たちのまちづくり活動の経験や学びを言語化し、ときにはゲストとの議論と振り返りをまじえて発信・活動しています。

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