二子玉川 防災情報案内 (2020年版)

 二子玉川エリアは、多摩川に南面し国分寺崖線を背に東西に広がった、自然豊かな「かわのまち」です。一方で、洪水や増水、土砂災害の影響を受けやすい地形でもあることから、普段からハザードマップなどで危険区域や避難所などについて知っておき、自身とご家族の身を守る対策を各家庭で行うことが大切です。

 玉川町会など地域組織と在二子玉川企業で構成する会議体「二子玉川100年懇話会」では、災害時の迅速な避難行動を見据えた情報の体制づくりに設立当初から取り組んでいます。玉川1〜4丁目にある掲示板のベースシートを「震災対策マップ」にし、地域内での情報共有に努めています。

 二子玉川100年懇話会のプロジェクトとして開設した二子玉川まちメディアのfutakoloco編集部でも、いざというときのために役に立つと思われる防災情報を一つのページにまとめましたので、ご参考ください。また、今回から、新型コロナウイルス感染症の予防を踏まえた防災・避難について追加しました。「新しい生活様式」における「新しい防災」という視点で編集しました。また、昨年10月に発生した台風19号による水害を地域の貴重な記録として地域の団体がまとめた「二子玉川2019水害の記憶」についてもご紹介しました。

 (最新更新:2020年9月23日)

二子玉川まち情報プロジェクト 2018年3月20日号より・最新版「震災対策マップ」※クリックして拡大表示→画像長押しで保存ができます

防災・災害対策一覧(世田谷区公式ページ内ポータルサイト)

 https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kurashi/005/003/index.html

 防災や災害対策に関する情報は災害の内容によっても異なるため、情報量は膨大であり、一度に知るには限界があります。また、情報のアップデートが必要です。上記のポータルサイトを常日頃からチェックしておくことが、最も有効な防災行動につながります。

 具体的には下記のような情報が一覧になっています。

●風水害への備え

●世田谷区洪水・内水氾濫ハザードマップ(暫定版)

●家庭の備え

●災害時の情報収集

●マニュアル・マップ等の資料

●各種申請・申込

●水害・雪害・土砂災害対策

●日頃から知っておきたい防災情報

●区の防災対策・計画・方針等

●防災地域版

●東日本大震災関連情報(被災地支援・放射線量ほか)

●台風第19号に関するお知らせ

↓上記の情報から、特に二子玉川エリアで役立つ防災情報を8つに絞りPick Upしました。↓

Pick Up!① 各自でできる災害時の情報収集(風水害編)

 二子玉川はかわのまちです。近年、水害や土砂災害等が全国で多発しており、甚大な被害が発生していることもありますので、とりわけ風水害に関する情報収集は重要です。

 台風の接近に伴い、大雨などが予想される場合には、事前に気象情報等を収集し、もしもの場合に備えましょう。また、大雨等により河川の氾濫や土砂災害のおそれがある場合には、区が避難に関する情報を緊急に発令しますので、平常時から情報収集できる体制をつくっておきましょう。

 風水害に関する情報の収集方法は次のようなものがあります。

  • ハザードマップ等
  • 気象情報等
  • 河川に関する情報
  • 土砂災害に関する情報
  • 避難に関する情報

風水害時の情報収集方法(世田谷区ページ)チラシ。クリックするとサイトへ飛びます
世田谷区風水害時の情報入手方法チラシ(クリックするとサイトへ飛びます)

Pick Up!② 世田谷区防災マップアプリ(災害時の区民行動マニュアルマップ版アプリ)

 紙のマップやホームページ上で提供している「災害時区民行動マニュアルマップ版」をスマートフォン用アプリとして公開しています。いざというときのために事前にスマートフォンへダウンロードし、内容を確認しておきましょう。多言語(英語・中国語・ハングルもあります。下記リンク先から参照できます。)

 Android4.0以上(4.4以上推奨)、iOS7以上でご利用いただけます。Google Play、AppStoreでダウンロードすることができます。

 https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kurashi/005/003/002/d00129954.html

 

 

Pick Up!③ 「妊産婦・乳幼児のための災害への備え2020」パンフレット (世田谷区)

 このパンフレットは、妊産婦の方や子どもがいる方が、災害時にとるべき行動の手引(PDF)です。自分と子どもを守るために、ご家庭や地域での災害対応に活用しましょう。

 日頃から始められる災害への備えを知っていただくために、自宅から避難する時の持ち出し品、在宅避難を想定した備蓄品、また、自宅で安全に過ごせる家具の置き方など、自身と小さな命を守るポイントがまとまっています。  

 http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/104/141/557/d00131144.html

「妊産婦・乳幼児のための災害への備え2020」(画像をクリックすると冊子のpdfが開かれます)

 

Pick Up!④ 世田谷区洪水・内水氾濫ハザードマップ(令和2年9月10日更新)

 世田谷区では、これまで区民の皆さんに区内における水害に関する情報を提供し、事前の備えに役立てていただくこと等を目的に、浸水の予想される区域や浸水の程度、避難所等の情報を記載した世田谷区洪水ハザードマップ(多摩川版、全区版)を作成し、配布してきました。

 この度、区では、東京都が世田谷区洪水ハザードマップ(全区版)のもととなる「城南地区河川流域浸水予想区域図」および「野川、仙川、入間川、谷沢川及び丸子川流域浸水予想区域図」を改定したことを受け、最新の浸水予想区域図を反映し、また事前の備えとして役立てていただけるよう、情報面もわかりやすく見直し、名称も洪水・内水氾濫ハザードマップに変更しました。
水害などの自然災害に対しては、日頃からの備えがとても重要です。洪水・内水氾濫ハザードマップをご活用いただき、いざというときに備えて自宅周辺の地理や避難所の位置を確認し、家族で避難時の行動を話し合っておくなど、日頃からの備えをお願いいたします。

ページはこちら

https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kurashi/005/003/003/d00005601.html

多摩川洪水版の全体図(マップ面のみ)画像をクリックするとサイトへ飛びます。

「風水害に備えましょう」のページもあわせてご覧いただき、風水害に備えてください。

(注意)洪水ハザードマップは、想定した降雨量に基づいたシミュレーションの結果であり、あくまで避難の際の目安としてご利用いただくものです。個々の住宅における浸水の程度を示すものではありませんので、ご承知おきください。またマップに示した浸水の予想される範囲以外でも、状況によっては浸水する可能性があります。

Pick Up!⑤ 世田谷区土砂災害ハザードマップ

 土砂災害防止法に基づき、平成28年3月9日および平成30年1月30日に東京都により世田谷区内の一部地域が土砂災害のおそれがある箇所として土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域に指定されました。

 土砂災害ハザードマップは、土砂災害警戒区域、土砂災害特別警戒区域と避難所を地図上に示したものです。また、区域の概要や関連情報の入手方法なども掲載しています。

 土砂災害などの自然災害に対しては、日頃からの備えがとても重要です。土砂災害ハザードマップをご活用いただき、自宅周辺の地理や避難所の位置を確認し、家族で話し合っておくなど、日頃からの備えをお願いします。

 二子玉川エリアは、国分寺崖線に隣接した土地です。大雨などの災害時には、河川の増水や洪水だけではなく、土砂災害への備えも必要となります。避難に適した道などが示されていますので、平常時のうちにご確認ください。

 https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kurashi/005/003/003/d00149126.html
  

 ▼世田谷区土砂災害ハザードマップ(PDF 全体版・全10ページ)

      二子玉川エリアはマップの「6」「7」になります。

 ※ハザードマップは、災害時にはアクセスが集中し、閲覧しづらい状況が発生しています。平常時のうちにデータをダウンロードし、オフラインでの閲覧が可能な体制を各自でつくっておきましょう。

世田谷区土砂災害ハザードマップ(全体版)★クリックするとpdfファイルへ飛びます

Pick Up!⑥ 新型コロナウイルス感染症に関するまとめ

 令和元年12月以降、新型コロナウイルス関連肺炎の発生が報告され、都内では令和2年1月15日の患者発生の報告以降、患者の発生は続いています。予防方法や最新の感染動向、感染症の対応・相談窓口のほか、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策などについて、一覧で掲出された世田谷区のポータルサイトをご確認ください。

 https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/fukushi/003/005/006/d00184143.html 

区民の皆様へ~新型コロナウイルスに感染したかも・・・と思ったら(画像をクリックするとPDFファイルが開かれます・ 391キロバイト)

Pick Up!⑦ 新型コロナウイルスの感染予防を踏まえた災害避難:『コロナ禍でもすぐできる!大雨&台風への備え2020年版』

 TBWA HAKUHODOFUKKO DESIGNが発表した、新型コロナウイルスの感染が広がる中で大雨や台風による自然災害が起きた際に、一般の方々がどのような行動をすべきかを3つのフェーズごとに4つの画像でまとめた『コロナ禍でもすぐできる!大雨&台風への備え2020年版』です。

 二子玉川は昨年秋の台風による多摩川の氾濫で、住民が避難しなければならない事態が発生しました。新型コロナウイルスの感染予防を踏まえた災害避難について、わかりやすいイラストでまとめられたPDFです。ぜひご参考ください。

 参考資料:TBWA HAKUHODOと専門家の有志が制作 SNSで発信できる!自分でもできる災害対応をまとめた『コロナ禍でもすぐにできる!大雨&台風への備え2020年版』を公開 2020年6月30日 PRTimes 

 『コロナ禍でもすぐできる!大雨&台風への備え2020年版』は、災害時のフェーズ(時期)ごとに4枚の画像にまとめられています。フェーズは、「①風水害が起きる5日前~前日」「②風水害が発生する直前/発生時」「③避難所にいる時」の3つです。(画像をクリックするといずれも同一PDF版へリンクします)

<風水害発生:5日前~前日>フェーズ
<風水害発生:直前/発生時>フェーズ
<避難所で気をつけること>

Pick Up!⑧ 鉄道情報(東急電鉄)

 A. 東急電鉄運行状況

 B. 東急電鉄:強風時の速度規制など運行の基準を紹介した冊子「おしえて!東急線」(PDF版)

 C. 東急株式会社ホームページ

 D.東急線アプリ

Pick Up!⑧二子玉川郷土史会制作「二子玉川2019水害の記憶」

 「二子玉川郷土史会」(会長:原佳子)が2020年10月に発生した台風19号の被害をまとめた冊子「二子玉川2019水害の記憶」です。

 流域に大きな被害をもたらした台風19号では、地域内でも浸水が発生したことを受け、「街の記憶や郷土史家としての記憶を整理し、記録することで将来に伝えたい知恵や提言もまとめておくことは会の使命」とし、同冊子をまとめたそうです。

 futakoloco参考記事:二子玉川郷土史会が台風19号の被害をまとめた冊子「二子玉川2019水害の記憶」制作

 同記録は、オンラインで閲覧できるPDF版のほかに、全30ページの紙製冊子版があります。紙製の冊子の入手方法については、同会へ直接お問合せください。なお、futakoloco編集部が置かれている、(一社)二子玉川エリアマネジメンツの駅前情報拠点「Futako Fun Base」にも常備しています。数に限りがありますので、お越しの際は事前にご確認いただければ確実です。

二子玉川2019水害の記憶(PDF、クリックするとサイトへ飛びます)
『二子玉川2019水害の記憶』PDFへ飛びます(QRコード)