どうぞのごはん♯8 りんごケーキ

土曜日のこと。朝から雨で寒い日でした。せたがや水辺の楽校原っぱで開催される「きぬたまあそび村」のサポーターで原っぱに行く予定だったのだけど、開催時間が午後からに変更になり、ワーカー2人で開催ということで、私は急きょお休みとなりました。
この日は夜に下北沢で行われる「シモキタ緑部会」主催の「住民主導のまちづくりを考えよう with マット・ビボウ fromポートランド 〜緑や畑やアートを手段に、私たちのシモキタづくり!」に参加することにしていたんだけど、ゲストのマットが、私の娘が今ポートランドでインターンシップをやっているシティリペアの創始者であるということもあって、昼間に開催されたシモキタエディブル部さんの実践者ワークショップに参加させてもらいました。

参加費が1500円+ポットラックおやつ、だったので、急いでりんごケーキを焼くことに。そもそも、3月31日に閉店してしまったご近所の石井青果さんで、ありったけの紅玉を買い占めてきたのでリンゴケーキ焼かなきゃ、と思っていたのでちょうどよかったのです。

このりんごケーキは、私のおやつ作りの原点で、まだ、娘が一人のとき(長女と次女と3歳半離れています)2歳くらいだったかな?同じマンションの1階(私たち家族は3階)に住んでいた方が、「たくさん焼いたから、お嬢さんと食べて」と持ってきてくださったのが、おいしくて、うれしくて。「作り方教えてください!」ってお願いしたら、当時中学生だったそこのお嬢さんが、メモ用紙に書いて持ってきてくれたのです。

そのころ、はじめての子育てで、マンションはエレベーターもなくて階段、近所にはスーパーも商店街もなく、お買いものに行くのも一苦労していたので、本当にうれしかった・・・。それからは、このレシピをアレンジしながら、いろいろなおやつを作るようになりました。

夜のイベントの最後に、マットから「住民参加の共同作業をやるとき、その周辺の80%の同意が必要です。でも、80%が同意していても、あとの20%の同意していない人がいます。その人たちをどうするか。その家に、バナナマフインやクッキー(だったかな?)を持って行き続けるしかありません」というようなお話しがありました。
ああ、同じだなあ、と思いました。
バナナマフィンじゃなくて、りんごケーキだけど。

【日曜日にマルタウグイの産卵床の前で・コバナオ撮影】

 

そして、それだけじゃなくて、あのとき、りんごケーキをもらったうれしい気持ちを、誰かに返していきたいな、と思って今日も、ケーキを焼いています。



【マットのワークショップにて】

 

 

■りんごケーキレシピ(パウンドケーキ型1本分くらい)私はいつも4倍くらいで作ります。ひとつのボールにいれてクルクルまぜていくよ~

■卵2個とお砂糖1カップ弱を空気をいれるようによく混ぜます

■薄力粉1カップとベーキングパウダー小さじ1杯をふるって混ぜます。

■りんご2個をいちょう切りにしたものと、溶かしたバター100グラムを混ぜます。(バターは電子レンジでチン!)

■レーズンや、クランベリーを少しリキュールに浸しておいてまぜるのもいいよ。

■型にいれて170度のオーブンで40分焼きます。

竹串をさして、なにもついてこなかったら出来上がり。粗熱をとって冷ましてから切り分けます。

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この記事を書いた人

ゆか

サラリーマン時代に東急ハンズ玉川店、玉川高島屋を担当し、ここいら辺が気に入って移住。岡本の坂下に住み、母となり産んだ子どもたちはもうオトナ。2005年から鎌田で「子どものアトリエ」を始め、2016年に大蔵5丁目「ゆいまあると3つの磁石」という場を開設、「子どものアトリエ」「映画とキャラメル」など、よくわからないことを展開。2021年、岡本から玉川4丁目の空き家(通称たまよん)に1年間入居。2023年、「ゆいまあると3つの磁石」近くに建った家に転居、「あめます舎」と名付けて家開きしている。NPO法人せたがや水辺デザインネットワーク所属。