11月24日、東京都市大学二子玉川夢キャンパスでfutakoloco 主催「第1回ロコカタリスト講座」として、シブヤ経済新聞編集長/みんなの経済新聞ネットワーク代表の西樹さんをお招きした「 「Webで伝える街のニュースの作り方」講座」が開催されました。
今回初となるロコカタリスト講座。地域の人々(ロコ)が触媒(カタリスト)となり、街にさまざまなコトを起こすことを促す企画です。僕もfutakoloco 編集部メンバーの一人として、約半年前から企画のお手伝いをしましたので、当日の様子をレポートします。
13時30分から15時30分まで約2時間の講座は、前半が2000年に立ち上げたシブヤ経済新聞がどのようにして国内外125の拠点を持つ全国ネットワークと展開したのかという経緯のほか、ローカルニュースを作成する記者に必要な考え方やアイデア発見法などのレクチャー。後半は教わった内容を元にその場で媒体名(◯◯新聞)を決めて、架空のニュース記事を書く実践演習が行われました。
西さん流の「ローカルニュースのネタの集め方」として教えてもらったのが
外を歩くときには、街に見える文字は全部読む
という方法です。普段の街の光景をすべて頭の中に入れる、そうすることで他の人は見過ごしてしまう些細な変化を「面白い街のニュース」として見つけて発信することができるといいます。
参加者が書いた記事を読みながら西さんが力説していたのが「事実を盛りすぎない」というニュース記者としてのノウハウでした。単に嘘を書いてはいけないということではなく「相手にはっきりと伝わる表現を書く」を意識すること、これがまた難しく自分自身も普段から「すごい」や「とても」といった曖昧な表現を意識せず使っていたことに驚きました。
実践演習の最後には、各参加者が提出した課題を一つ一つ西さんが講評。僕は「futakotamART-News」という新聞を立ち上げ、「写真展『奈良原一高のスペイン』開催」という架空のニュースを作成しました。西さんからは「実際の記事にするときは、インタビューを入れるとオリジナリティが増す」という講評をいただきました。自分が見て思った内容を書くだけでなく、取材先で人から聞いた話が、記事の「オリジナリティ」に繋げることができると思いました。
第1回目のロコカタリスト講座に参加してみて、面白い記事は面白いネタから生まれるということを学びました。今後はfutakoloco 記者として、あるいは、自分の伝えたいことを何らかの形で発表しする時は、いかに面白いネタを見つけられるか、些細なことも面白いネタにできるかを意識しながら取材するように気を付けたいと思いました。
さて、ロコカタリスト講座は今回が第1回目だったのですが、小林編集長としては第2回3回…と続けて行くつもり!とのことです。もし次回があるならば、今回とはまた違う内容で開催されるそうです。僕としてはライターらしい文章の書き方に関するテーマがあるといいなと思います。今からとっても楽しみです。
- 名称
- 東京都市大学夢キャンパス
- 所在地
- 東京都世田谷区玉川2丁目21−1