春レポ⑤二子玉川のシンボルツリー・ハナミズキ

桜の花びらが散る季節の後、二子玉川の街はハナミズキの最盛期を迎えます。futakoloco ロコ記者の春レポート第5弾はこのハナミズキを追いかけてみました!

ハナミズキは二子玉川の「シンボルツリー」として公式に認定されており、毎年4月29日に開催される「花みず木フェスティバル」の由来となっています。42回目となる今年も、多摩川河川敷の二子玉川 兵庫島公園で開催が決まっています。

二子玉川駅前を貫く国道246号(玉川通り)や二子玉川ライズなどが並ぶ駅東地区の通り沿いにハナミズキが植えられています。また、砧線跡の通りにも植えられており、「花みず木通り(砧線跡)」と名付けられています。毎年4月になると、白や赤の花(正確には葉)が咲き始め、大型連休が始まる4月末になると、一斉に空に向かって満開となる姿は街のそこここで見られます。

今年も花みず木フェスティバルまであと2週間、開花を始めた木もありました。

新型コロナウィルス感染症の拡大予防のために開催が中止となった2022年に40周年を記念して植樹されたハナミズキも、少しずつ蕾が膨らんでいました。

ハナミズキと二子玉川の歴史

1915年、米国のタフト大統領が当時の東京市長・尾崎行雄へ日米友好の証として桜の苗木に返礼として贈り合ったことで知られるハナミズキ。

1915年(都立園芸高校敷地内)、2002年(二子玉川小学校正門そば)と2013年(二子玉川公園内)と3世代のハナミズキが植わっているのは全国でも二子玉川エリアだけと言われています。

二子玉川小の記念樹は未開花(4月13日)

1983年の世田谷区との緑化協定以来、二子玉川ではこれまで、花みず木フェスティバルの際にハナミズキの苗木が30,000本近く地域へ配布されてきました。その木々が育ち、街のあちこちで花開く姿を見られるようになりました。

ぜひお散歩が気持ちのよいこの季節、ハナミズキを愛でながら、二子玉川のまちとの歴史やつながりに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

こばなお

futakoloco 編集長。玉川町会100年懇話会事務局スタッフ。主に公民連携分野のフリーランス・ライター/エディター。二子玉川在住20年。出版社勤務を経てまちづくり法人で情報・広報戦略と水辺などの公共空間における官民共創事業に従事。多摩川流域生まれ&育ち。

暮らしを起点に「ほんとうに創造的な社会とは」を考えるラボラトリー「チームうなラボ」のフェロー。自分たちのまちづくり活動の経験や学びを言語化し、ときにはゲストとの議論と振り返りをまじえて発信・活動しています。

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