瀬田交差点近くに大人のためのカフェ、夜パフェ専門店「パティシエ サユキ オリカワ」

玉川通り沿い瀬田交差点近くのビル2階に8月17日、夜パフェ専門店「パティシエ サユキ オリカワ」がオープンしました。最近耳にすることが多い北海道発祥とされる「夜パフェ」。ほとんどのお店が20時頃には閉店してしまう閑静な住宅街として知られる瀬田で出会えるとは驚き!早速、取材をしてきましたのでレポートします。

開店の経緯と概要

オーナーの堀川さん(33歳)は、5年前にテレビ番組で見たパティシエに感銘を受け、「自分も本当に美味しいものを作りたい」という気持ちでパティスリー開店を志しました。2021年に墨田区の押上で夢を叶え、その後、JR南武線稲田堤駅近くでの営業を経て、今回世田谷区瀬田に移転しました。

店主の堀川さん

同店のコンセプトは「大人向けのスイーツ」。アルコールを使った焼き菓子や夜パフェを提供しています。「住宅街に馴染むお店」を目指し、この瀬田エリアに出店しました。テナントスペースの利用が夕方以降という条件から、「大人が楽しむスイーツを提供するカフェ」としてオープンする運びになりました。

瀬田エリアはここ数年、新しい店舗の出店が続いていて注目を集めつつあります。高度経済成長期前にはにぎやかな商店街がありましたが、時代の移り変わりとともに多くの店舗が閉鎖されていました。近年再びカフェやパン屋、クラフトビール醸造所など新しい店が徐々に出店し始めているのですが、実は堀川さん、そういった事前の土地情報はなく、「直感」でここでの開店を決めたのだそうです。

メニューについて

堀川さんはメインとなるパフェについて、「季節に合わせて旬な果物を使って提供していきます」と話しています。現在は「イチジク」を使ったパフェが提供されており、ピスタチオやチョコレートのムース、洋ナシのジュレ、キャラメリゼが彩りよく盛り込まれています(1800円)。次は「洋ナシと栗」をテーマに準備中です。その他の定番メニューには「オレンジのパフェ」と「グレープフルーツのパフェ」があります。

パフェの他に、店内で焼き上げた焼き菓子(ケーキ、テイクアウト用クッキーなど)も提供しています。ドリンクメニューには「丸山珈琲」(500円)、紅茶各種(500円)、アルコール(ワイン赤・白 680円)を用意。お菓子はほぼアルコール入りのため、「お子様には少し食べにくいメニューかも」とのこと。

店内の雰囲気

広々としたワンフロアの店内、大きな窓からは瀬田交差点を行き交う車のヘッドライトが美しく、ホテル最上階のバーのような趣があります。店内貸し切りにも対応しており、5テーブル全15席、ペット同伴も可能です。支払いは現金のみで、営業時間は18:00-23:00、定休日は火曜・木曜です。

まだ開店から1カ月も経っていませんが、夜のお散歩がてらにワンちゃん連れで訪れる方や、ジム帰りに立ち寄る方がいらっしゃいます。瀬田エリアで少し大人な夜を過ごすために、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

名称
pâtissier sayuki horikawa(パティシエ サユキ オリカワ)
所在地
世田谷区瀬田2丁目27-6瀬田サンリツビル2階

この記事を書いた人

こばなお

futakoloco 編集長&ファウンダー。二子玉川在住20年。主に公民連携分野のフリーランス・ライター/エディター。法律専門書出版社勤務と米国大学院留学(高齢化社会政策)を経て、2016年〜2022年、自らの暮らしの場である二子玉川のエリアマネジメント法人で情報・広報戦略と水辺などの公共空間における官民共創事業に従事。最近は生まれ育った西多摩の多摩川および秋川の水辺界隈でもじわりわくわく活動中。

暮らしを起点にした「本当にクリエイティブな社会」のタネを自らのアンテナで見つけ、リアルに伺った物語を記録し続けることがいま、とっても楽しいです!