【レポート】せたがや水辺の楽校開校式2018・お魚のすみかづくり

4月22日の日曜日に、「せたがや水辺の楽校」の開校式が開催されました。ぴっかぴかの青空、夏みたいに暑い日でした。

参加してくださったみなさん、暑いなか、ほんとうにお疲れさまでした。ありがとうございました!

今回の記事では、毎年開校式の日に行っている、「お魚のすみかづくり」についてのレポートをお届けしたいと思います。

3月に多摩川で行われた、かわのまちアクション・マルタウグイの産卵床づくり。その産卵床を作った瀬の、ほんの少し上流にある、コンクリートブロックが並ぶ護岸・・・通称「板チョコ護岸」が、今回の活動、お魚のすみかづくりの舞台です。

「コンクリートブロックの護岸」というと、ちょっと殺風景な印象があるかもしれませんが、ブロックのすき間には、カニや小さなエビ、ハゼの仲間など、意外にもたくさんの生きものがすみ着いています。

そして、様々な魚たちが産卵期を迎える春から夏にかけては、孵化したばかりの小さな稚魚が集まって、強い流れや外敵から身を隠して育つ場所にもなります。

「お魚のすみかづくり」は、そこに竹粗朶(竹や笹を束ねて、石を詰めたもの)を作って沈め、稚魚やほかの小さな生きものたちがよりすみやすい隠れ家にしよう、という活動です。

今年は、大人と子ども、合わせて100名以上の参加者が集まり、約50束の竹粗朶を沈めました。

護岸にはすでに小さな稚魚の群れがいくつもあり、活動が終わった30分後には粗朶に集まる姿を確認することができました。

3月に整備した産卵床で産まれたマルタウグイの稚魚たちも、このすみかを利用して成長しているようです。

もう少し大きくなったら、やがて海に下り、早ければ3年後には卵を産むために、また多摩川を遡上してきます。

今日の稚魚たちが多摩川に帰ってくるその時も、みんなで産卵床を作って迎えられたらいいな、と思います。

それからまた、すみかをつくって、それからまた・・・

いつか、大人になった今日の子どもたちの子どもたちが、産卵床やすみかをつくる日がくるのかな。

川も人も、いつも同じではないですが、いつまでも、みんながたくさんの生きものと出会える場所でありますように!

さあ、いよいよ今年も水辺シーズンがやってきます。
今年最初の水辺ガサガサは、5月6日の日曜日。
いつもとおんなじ、10時にせたがや水辺の楽校はらっぱに集合です。

ではまた、水辺でお会いしましょう♪

板チョコ護岸でブロックの間に竹粗朶を沈めているところ。中学生スタッフが大活躍してくれました!(村上ゆかちゃん撮影)
川の中の様子。沈めた竹粗朶に稚魚が集まってきて、たちまち生命あふれるジャングルに!
稚魚が集まるお魚のすみか。無事に育ってほしいですが、他の生きものたちにとっては大切な餌場でもあるのだろう、と思います。そしてそれも含めて、やっぱりすごく大切な場所だと思います。
名称
多摩川河川敷 板チョコ護岸
所在地
世田谷区宇奈根

投稿者: ミキ

NPO法人せたがや水辺デザインネットワーク職員。とにかく生きものが大好き!色々な生きものを家に連れて帰っては、家族を戦慄させている。マイブームは二子玉川ライズの多摩川水族館にいる魚たちに話しかけること。地域のインタープリターを目指して目下修行中。