~ふるさとの川に向ひて言ふことなし ふるさとの川はありがたきかな~
今回はワタクシ、隊長こと常右衛門が故郷の富山県高岡市を流れる一級河川・小矢部川に単身チャレンジしてきました。
家族の都合で私が先行して帰省することになり、「では!」と計画したものの故郷の川とはいえ全コースを知っている訳ではなく、グーグルマップを拡大しながらコースチェックし、おおよそのスタート&ゴール地点を決定。
8月13日、好天に恵まれ意気揚々と現場に到着すると今夏の異常気象は北陸も同様で、長雨で増水した川は堰堤を轟々と乗り越え、茶色い濁流に・・・
普段の水位から60~70cmは増水しているようで、堰下のスタート予定地点も水没。
「グーグルマップでチェックしたとはいえ、見落としてた堰があったらこの流れじゃ逃げ切れないかも」と未体験コースへの不安が高まり、転覆時のために荷物のローピングとライジャケのベルトを締め直し、スプラッシュマウンテン覚悟でいざスタート!(良い子の皆さんはマネしないでね)
スタート地点の流れは9~10km/h位、普段あるはずの瀬や中洲もみんな水没、多摩川中流域では味わえない強い流れがぐいぐいフネを押していきます。
少し慣れて船上で仰向けになると、広い広い夏空の下、水の音、鳥の声、幾百幾千のツクツクボーシの大合唱。岸の雑木林沿いを漕ぐとまさにシャワーのような蝉時雨。人工的な音が何もしない贅沢な空間を満喫!
それにしても人に会わない。増水で釣り人がいなかったこともあり15kmのツーリング中最後のほうでオジサン一人に会ったくらい。普段多摩川やみなとみらいでギャラリー?に手を振りながら漕いでいるのと大違い。自然に浸れますが少し寂しいくらい。
河口に近づくにつれ、流れもなくなり両岸もコンクリート護岸に。
高岡市のアイコン二上山がどんどん近寄ってきてゴールも間近。
河口付近の工業地帯の手前で上陸、特に危険な個所や堰もなくふるさとの川を満喫、コースは頭に入ったので、次回は地元の友達でも誘ってまた来ようっと!
【二子玉川ドヌー部が行く!】#4 登戸〜兵庫島「いつもの多摩川」コース 編
http://futakoloco.com/column/canoe/3116
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