ロコさんぽ:用賀いらか道沿い「工房花屋」 探し求めた五感空間、週末にはライブも

いよいよ梅雨の始まりを感じさせる今日は、砧公園から用賀駅を結ぶ遊歩道をロコさんぽ。てくてく歩いて用賀いらか道沿いにある「工房花屋」内のカフェでひと休みしました。

いらか道沿いにある「工房花屋」外観(6月9日)

1986年に完成した用賀プロムナード(遊歩道)の瓦が敷き詰められた部分は、「いらか道」として親しまれ、世田谷区の地域風景資産にも登録されています。この通り沿いに位置する「工房花屋」は、今年11月で開店25周年を迎えます。

オーナーの鈴木元さんは、「この風景に合った空間をつくりました」と話します。天井が高い店内に一歩足を踏み入れると、鈴木さんが「人生何事も五感で探し求めてきた」と語り、「この空間に必要な花、コーヒー、そして音と光」が織りなす世界に感動することでしょう。

店内では花の販売のほかコーヒーとケーキセットの提供があり、結婚式会場や撮影スタジオとしても利用されています。また、週末には音楽イベントが開催されています。

音楽イベントのスケジュールはこちら(同店公式サイト)

来る6月16日(日)には、鈴木さんが「今一番大好きな音楽家」と話すピアニストの野本晴美さんのステージが行われます。YouTubeやブログで知った野本晴美さんへ5月に鈴木さんからコンタクトを取ったことで実現したそうで、「私自身が毎日とても楽しみに待っています」と、鈴木さん。

ステージの開始は14:00からで、チャージはチップ制(別途2オーダー)。支払いは現金のみとなっています。電話予約の上、来店いただくのが確実です。

野本晴美さんの公式サイトはこちら

店内の様子(6月9日)

「工房花屋」の入り口と店内には、いつも美しく季節のお花が飾られています。今日は白ユリの香りが広がっており、少し汗をかいたお散歩後の身体が、ほっと包み込まれるように癒されました。地域では「隠れ家」のように大切にされ、長く通われているお客様が多くいらっしゃるお店です。ぜひ、この素敵な空間を五感で味わいにお越しください。

工房花屋

業務内容:生花販売、ウェディング製作、空間制作、撮影・総合美術、カフェ
営業時間:9:00~19:00
TEL 03-3700-0872
FAX 03-3700-0872
MAIL hanaya5811@gmail.com

名称
工房花屋
所在地
東京都世田谷区上用賀5-8-11

この記事を書いた人

こばなお

futakoloco 編集長&ファウンダー。二子玉川在住20年。主に公民連携分野のフリーランス・ライター/エディター。法律専門書出版社勤務と米国大学院留学(高齢化社会政策)を経て、2016年〜2022年、自らの暮らしの場である二子玉川のエリアマネジメント法人で情報・広報戦略と水辺などの公共空間における官民共創事業に従事。最近は生まれ育った西多摩の多摩川および秋川の水辺界隈でもじわりわくわく活動中。

暮らしを起点にした「本当にクリエイティブな社会」のタネを自らのアンテナで見つけ、リアルに伺った物語を記録し続けることがいま、とっても楽しいです!