多摩川に「春告げ魚」到来~マルタウグイ遡上レポート2018スタート!

3月4日(日)にまちづくり団体「二子玉川エリアマネジメンツ」が実施した、「かわのまちアクション マルタウグイ産卵環境づくり」。約80人の老若男女が、川底の石の苔をそげ落とす作業などを行い、多摩川の在来魚であるマルタウグイの産卵床づくりを行いました。

 そして本日ついに!産卵床にマルタウグイの姿が見られました。それもたくさん!岸辺からもその赤い尾びれが十分に確認できました。

 同イベントでご指導された、地元在住で多摩川漁業協同組合の谷津田春吉さんによると、魚の姿を確認できたのは今日が初めてとのこと。通常大潮(新月・満月の前後)の際に遡上が多くみられるとのことで、カレンダーからすれば今週末3月16日(金)、17日(土=新月)、18日(日)が観察日和ということになります。

 谷津田さんはこれから急ぎ囲いを作り再度整備を行うとのことでしたが、「ぜひ作業に参加された方々に、マルタウグイの姿を見に来てほしい」と話されています。ただし、産卵をひかえたお魚はとても繊細ですので、できるかぎり川岸からの観察をお願いいたします。双眼鏡や偏光サングラスの活用がおすすめですよ。

 皆さまからのマルタウグイの画像も募集します!ぜひfutakoloco編集部(info@futakoloco.com)へお送りください。レポートでご紹介させていただきます。

列をなすように泳ぐマルタウグイの背びれと尾びれ

\参加無料/多摩川で魚のおうちをみんなで作ろう!かわのまちアクション2018 【マルタウグイ産卵環境づくり】

http://futakoloco.com/5206/

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この記事を書いた人

こばなお

futakoloco 編集長&ファウンダー。二子玉川在住20年。主に公民連携分野のフリーランス・ライター/エディター。法律専門書出版社勤務と米国大学院留学(高齢化社会政策)を経て、2016年〜2022年、自らの暮らしの場である二子玉川のエリアマネジメント法人で情報・広報戦略と水辺などの公共空間における官民共創事業に従事。最近は生まれ育った西多摩の多摩川および秋川の水辺界隈でもじわりわくわく活動中。

暮らしを起点にした「本当にクリエイティブな社会」のタネを自らのアンテナで見つけ、リアルに伺った物語を記録し続けることがいま、とっても楽しいです!