【レポート】春の訪れと木管五重奏~静嘉堂文庫美術館「”春”のコンサート」

当日配られたパンフレット、春らしい

3月23日に静嘉堂文庫美術館で「”春”のコンサート~”木管五重奏”でたのしいひとときを!~」が開催されました(イベント詳細はこちら)。この一日限定コンサートは同美術館で開催している展覧会「岩崎家のお雛さまと御所人形」の閉会を飾るビックイベントで、東京藝術大学大学院生による演奏グループ「Quintet REGALO」(Quintetは五重奏、REGALOはイタリア語で”贈り物”の意味)によって春をテーマにした楽曲が計6曲演奏されました。 

最初はイベールという作曲家の『3つの小品より第一楽章』という曲、柔らかくも深い木管楽器の音によって奏でられるポップで麗らかなこの曲は、目を閉じながら聞いていると緑溢れる春の風景が目の前に浮かんできます。一曲目が終わると各演奏者からそれぞれの楽器についての解説がありました。楽器がどのような音を出すのか、マウスピースが何の素材で作られているのか、楽器の値段の話、楽器の歴史の話、、、賢くなるような話から驚くような話までいろんな新発見がありました。 その後は木管楽器では定番(と紹介されている、僕は初めて聞いた)曲や春をテーマにした童謡のアレンジメドレーなどが演奏され、最後は『カルメン』によって壮大に終了。さらにアンコールには美空ひばりさんの『川の流れのように』が演奏されました。クラシック音楽に対してまったく知識がなくても、十分に楽しめる一日を過ごすことができました。 
さて、「岩崎家のお雛さまと御所人形」の展覧会は3月24日で終了し、新たに4月13日から日本刀をテーマにしたした「日本刀の華 備前刀」が開催されます(この間は終日休館)。公開期間中は講演会や河野元昭館長による作品解説など様々なイベントが開かれる予定です。詳細は公式ホームページでご確認ください。
>>>>>>次回イベントページ(公式ホームページより)<<<<<<

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〈次回展覧会概要〉

展覧会「日本刀の華 備前刀」
期間:2019年4月13日(土)~6月2日(日)
開場時間:午前10時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
休館日:毎週月曜日(4月29日・5月6日は開館)(5月7日は休館)
アクセス:二子玉川駅バスターミナル4番のりばから東急コーチバス「玉31・32系統」

「静嘉堂文庫」下車
入館料:一般1000円/高・大学生700円/中学 生以下無料

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名称
静嘉堂文庫美術館
所在地
東京都世田谷区岡本2-23-1

この記事を書いた人

いちさん

東京都市大学の大学院生.家は横浜だけど大学がニコタマ付近なので縁あって記事を書いてます.美術館や博物館のレポートを偶に書きます.