多摩川の砂にたんぽぽ咲くころはわれにもおもふひとのあれかし(若山牧水)
二子玉川兵庫島公園の丘上に上がる階段の途中に、若山牧水の石碑があることをご存知でしょうか。大正から戦前までに活躍した歌人・若山牧水は、一時期二子玉川エリアに暮らしていたことがあります。上記の歌も彼が詠んだ多摩川の歌のひとつです。
まさにこの時期、多摩川の水辺には、地上で一番小さな太陽が咲き乱れます。そんな小さな太陽の綿毛をふーっとするために掴む小さな掌。二子玉川のたんぽぽはきっと、こうして繋がっていくのでしょう。
- 名称
- 二子玉川・兵庫島公園
- 所在地
- 世田谷区玉川3