前回の花さんぽでご紹介した「岡本わきみず緑地」で、ホトトギスという花を見ました。
見たときは何だかわからなくて(教わったことはあったはずなのですが)家に帰って図鑑を見たり、検索したりでわかった名前、ホトトギス。
ホトトギスと言えば、鳥だか昔の雑誌名しか思い当たらなかったのですが、日本固有の花で主に岩場の斜面などのように湿った環境を好み、他の植物との競争に弱い、ということなどがわかりました。
地球が年々温暖化し、気候変動が激しい昨今、日本固有の植物は希少となっています。
自然の変化は仕方ないこととはいえ、楚々とした可憐なものの多い日本の草花がなくなってしまうのは寂しく、どこかで大切に残していけたらいいなあ、と思います。
岡本わきみず緑地でおなかが空いてしまい、近所にあるパン屋さんにお昼ご飯を買いに行きました。
「ぺトラン」は私の長女が生まれたときにできたパン屋さんで、30年近いお付き合い。「静嘉堂でクズの花が咲いているらしいの。お店があるから行けなかったのよね、もう終わっちゃったかな」とパン屋さんに聞き、岡本わきみず緑地から二子玉川方面に坂を下り、静嘉堂文庫に行ってみました。
美術品の展示はなくなってしまったけれど、緑地と庭園は解放されていました。
彼岸花も
坂を上って庭園まで行ってみましたが、残念ながらクズの花は見つけられませんでした。
秋は、紫の花が多いなあ、と思います。
春は、ピンクの花々。夏は黄色の花々。そして、秋は紫の花々。
秋を過ぎると、花は身を潜め、紅葉の季節が訪れるのかなあ。
ほんとうに自然って不思議で素敵。
クズの花も紫のはず。ツルがたくさんある河川敷で咲いているのかな。見に行ってみようかな。
- 名称
- 岡本わきみず緑地・静嘉堂文庫
- 所在地
- 世田谷区岡本2-35-16