どうぞのごはん♯38 「せたがや水辺の楽校」校歌づくりと普通のお米のお赤飯

 11月23日・24日と連日でKanAsamiと一緒に歌いました。

 2日間というのはこちら。
11/23「繋いだ手コンサート」KanAsami@瀬田四丁目旧小坂緑地にて開催

11/24(日)今年も二子玉川兵庫島公園に「いちにち商店街」 遊んで食べてお仕事体験しよう!

 この2日間、瀬田四丁目旧小坂緑地の朗読劇「禎子と千羽鶴」のテーマソングとしてKanAsamiに提供してもらった「」という歌と、KanAsamiとみんなで一緒に作った「せたがや水辺の楽校のうた」を、子どもたちと一緒に歌いました。

 「せたがや水辺の楽校のうた」はその言葉通り、せたがや水辺の楽校の校歌です。KanAsamiが「鎌田児童館館歌~セカンドハウスぼくたちの鎌田児童館」を作ってくれた時…確か2016年くらいだと思いますが、そのころから、いつか作りたい、と思っていたもの。ついに東京都福祉保健財団の助成事業「あそぶ つくる たべる まち家族化計画」事業の一環として制作に至りました。

11月23日の瀬田四丁目旧小坂邸でのコンサート(写真提供:さいとうゆうこさん)

 Kanaちゃんと、AsamiちゃんだからKanAsami(カナサミ)。二人は、玉川大学教育学部教育学科を卒業(2009年)していて、在学中に、幼児・児童向けの音楽教育を学んでいるという本格派です。そして、Asamiちゃんは学生時代から、自然の中で子どもと遊ぶプレーワーカーを続けているし、Kanaちゃんは、今や一児の母。「子ども」についても「歌を作る」についてもプロですから、計画の最初から進行はほとんど丸投げ。

歌計画の最初の集まりは「野川ベース」「歌つくりに参加したい」人を集めて、「せたがや水辺の楽校ってどんなところ?」という話をしました
子どもたちのコトバをスケッチブックに書いていくアサミちゃん
頭を使うとおなかがすくので、早弁。(タケノコごはん夏ミカンパウンド
だんだんみんな思い思いに遊びだしてしまいます。それもよし。
「みんなからのコトバ集め」にいちばん時間をかけました。5月は、瀬田四丁目旧小坂緑地での「繋いだ手コンサート」の前に、茶室あとで。
みんなで何かやるときはみんなで一緒に「たべる」のも大事。
子どもたちのメモにはみんな絵が描いてあります。
ステキなコトバがどんどんでてきました
6月には、みんなのコトバを集めた1番の歌詞に、KanAsamiがメロディーをつけてきてくれました。
岡本公園民家園では、2番のコトバ出しをしました。
コトバがどんどんでてくるね。やっぱり、インスピレーションは自然の中にある

 

 もう誰が、どんな言葉をだしたかとかよくわからなくなってしまったのですが、私の好きなフレーズは、2番の

あるいても はしっても どこまででもいけるんだよ

というのと、

川のようにじゆうに/森のようにゆたかに/空のように大きく

というのかな~。他のどのことばも好きだけど、特に好き。

鎌田区民センターでの練習には、Kanaちゃんも参加してくれて、ピアノ伴奏と、メロディラインにアドバイスをしてくれました。私の好きな2番のフレーズの特徴的なメロディーはここで生まれました
子どもたちの大好きな生きものの名前をどんだけいれられるか??
とにかく子どもたちは、絵を描きます。生きものが好きな子どもたちなので、観察力も鋭く、みんな絵がうまい。

 この「せたがや水辺の楽校のうた」を作ったのは、いろんな人なんだけど、みんなこの辺に住んでいて道でもよく行き会うし、もちろん「水辺の楽校」が好きで一緒に遊んでいる大人たち子どもたち。歌詞のひとことひとことにそんなみんなの想いがいっぱいつまっていて、すごく伝わってくる歌になったと思います。

せたがやふるさと区民まつりのステージで歌うため、みんなでTシャツも作りました。左からKanaちゃん・Asamiちゃん・Renato(水辺の楽校スタッフ)/Tシャツデザイン ポンちゃん
大人、子ども、ステージに出る人もでない人も、みんなでポンポンステンシルしました。

 私は、そそっかしくて、落ち着きがないので(子どものころに毎回通知表に「落ち着きがない」と書かれていました)あわてんぼうのせいか、つい言ってしまった一言で「え~そんなつもりでいったんじゃないよ~」というような事態に陥ることもしばしばでした。そんな私ですが、子どものアトリエを開設するために「色彩楽校」で学び、勤め、チャイルドアートカウンセラー、色彩心理カウンセラーとして、今も「子どものアトリエ」を運営しています。

このTシャツのかかっている壁の向こう側が私の運営している「子どものアトリエ」です

 青山の本部アトリエで7年間勤めている間、色彩心理学者の末永蒼生先生からいろいろなことを学びました。その学びの中でも「受けとった人が受けとったことが全て」ということと、「わかったつもりにならない」ということを、いつも心の中で繰り返しています。そして、自分の「伝えたいな」と思っていることがどうやったら相手に「自分が伝えたいように伝わるのかなあ、」ということをずっと考えているのですが、これがなかなか難しい。

 特に、やはり、初対面の人や、自分と暮らし方の違う人に伝えること、例えば、こうやって公に書いているコラムなど、誰が読むかわからないもので、その真意を伝えるのは、難しいなと日々悩んでいます。

 そんな中、今回、この「歌」をみんなで作ってみて、「みんなで作る」こと、そして「歌」ってすごいなあ~、と感じました。「みんなで作る」というのは、お料理だったり、段ボールの家だったり、絵だったり、それはそれで、その過程において、参加者同士のつながりができたり、そこで得られることが大きいのはわかっていたのだけど、ただ、それが、ごはんだったら、みんなで食べて終わり。けれど、「歌」は「絵」などの作品に比べても、その「コトバ」と「メロディ」によって、より多くの人に伝わりやすいのかなあ、思いました。そして、できあがった「歌」は、累々と全然関係なかった人にも伝えていくことが可能になる。

 自分たちの想いをコトバにして、ステキなメロディラインにのせて自分たちと全然関わりのない人たちに伝えていける。それが、時代すら超えていけることもある。

せたがやふるさと区民まつりのステージで歌いました(撮影:中西修一)

 今の世の中は多様化し、いろいろな考えの人と一緒に、お互いの違いを尊重しあって暮らしていかなくてはいけない社会になってきました。そんな時に、仲間同士の想いをみんなで歌にして、歌いあったら。いい感じで伝えあえるかもしれない。

 この「校歌づくり」はそんな希望を感じる経験になりました。
もちろん、作っていく過程では、なんといっても「一緒に食べる」ことも大事。コンサートや、舞台は、やはりそこにたどり着いたことが、「お祝い」かなとおもうので、できるだけ、お赤飯を差し入れするようにしています。

 どうぞのごはんのお赤飯は、おこわではなくて、普通のお米で、炊飯器で作る邪道お赤飯おにぎりです。でもね、「みんなで食べる」という魔法がかかっているから、いつも美味しいよ♪

5月のせたよんでの「繋いだ手コンサート」の時のお弁当とお赤飯

 

どうぞのごはん流お赤飯(5合炊き炊飯器で)

■お米4合・小豆(ささげ)半合~1合
■お米は研いでおきます。小豆は、軽く洗って適当に少し硬いな、くらいまで湯がきます。
■お米と、小豆を炊飯器にいれて、小豆のゆで汁と、お水とあわせて、お米と小豆の同量の水加減でいれます。
■塩を10g(小さじ2杯)くらい入れて軽く混ぜます
■普通に炊飯器のスイッチオン!
※お鍋で炊くときは、少し(20分くらい)給水させてから、20分くらい炊きます
 おにぎりにするときは、軽く塩水をつけて握ります。

オマケ:2017年のせたよん「繋いだ手コンサート」この日も縁側のテーブルにお赤飯

「せたがや水辺の楽校のうた」歌詞掲載せたがや水辺の楽校だより43号(PDF)

公益財団法人 東京都福祉保健財団平成30年度「東京子育て応援事業」子供が輝く東京・応援事業事業報告書(PDF)

この記事を書いた人

ゆか

ゆか

サラリーマン時代に東急ハンズ玉川店、玉川高島屋を担当し、ここいら辺が気に入って移住。岡本の坂下に住み、母となり産んだ子どもたちはもうオトナ。2005年から鎌田で子どものアトリエを始め、2016年に大蔵5丁目「ゆいまあると3つの磁石」に引っ越し「子どものアトリエ」「映画とキャラメル」など、よくわからないことを展開中。NPO法人せたがや水辺デザインネットワーク事務局。
リニューアル前の旧コラム(2019年2月まで)はこちらから読めます