ポートランドのさんぽのおわりはロサンゼルス空港の話し。さんぽに出かけた時は、成田からデルタの直行便で難なく到着。帰りは朝の6時半出発のアラスカエアラインでロサンゼルスに行き、デルタに乗り継いで羽田に着くという、羽田に着くのは嬉しいけど、ロサンゼルス乗り継ぎがネックというルート。
ポートランドの空港に早朝4時半に行き、機械でチェックインしたのだが、どうも機械では乗り継ぎの国際線のチェックインまではできなかったらしく、カウンターへ。カウンターで当たった人が悪かったのか、バッゲージをなぜか4コに打ち込んでしまい、デルタに追加で200ドル、なんて話になり(荷物は25キロまでのもの2つまで預けられる)スタッフが四苦八苦して時間がかかってしまった。それでもまだ出発までに1時間以上あり大丈夫だろう、と思っていたらなぜか、長蛇の列(こんな混んでいるのは見たことない、とyu)。搭乗時間が過ぎ、出発時間が迫り、yuが順番を代わってほしいと頼んだりもしてくれたけど、代わってもらえるはずもなく、無理だったらどうしようと思っていたところ、いきなり列が進み始めた。走って出発10分前に、ゲートについたが、一組の家族しかおらず、飛行機もいない。その家族も同じ便でゲートはここだという。行っちゃったのか?オカシイと思い、隣のゲートのスタッフに聞いたら、なんとゲートがチェンジしていた。驚いて走ってゲートに行ったら、出発時間も1時間5分遅れているという。乗れる。乗れるけど、ロサンゼルスでデルタに乗り換えられるのか?
実は去年、ポートランドに来た時に帰りのロサンゼルスの乗り継ぎで空港で迷った思い出が。その時は、時間に余裕があったので何人かに聞いてなんとか乗れたのだが、帰りのロサンゼルス空港の乗り継ぎは、今回も不安なところだった。アラスカエアラインは結局、飛び立ったのが8時過ぎ。ロサンゼルス空港に到着した時は、すでに羽田行きデルタの搭乗時間を過ぎていた。
飛び立つまで1時間ない。
間に合わなかったらどうしようと思いつつ、行くしかないので、インターナショナル空港(LAX)にとにかく行かねば、と飛行機を飛び出したが(通路の隣の人に幾つか質問をしたのでその人が先に行かせてくれた。ありがたかった)右も左もわからない。LAXのLの字もインターナショナルの文字もない。とりあえず、トランスポートだろうと、外に向かい、聞ける人を探す。
アメリカの人はフレンドリーで親切なんだけど、一生懸命いい加減なことを教えてくれたりするので(前回それでひどい目にあった)聞く人を見極めなければ。制服姿の頼りになりそうな有色のマムの2人組を発見。チケットを見せながら、拙い英語で、自分は英語がわからないのだけど、インターナショナル空港に行って、デルタの羽田行きに乗りたいのだ、と伝えた。彼女たちはインターナショナル空港行きのバス停まで一緒に行ってくれたが、バスは来そうにない。一人に搭乗時間が過ぎていて出発時間も迫っている、自分はアラスカエアラインが遅れてしまってこんなことになったと懸命に伝えると、歩いて行こう、とバディと一緒に歩いてインターナショナル空港まで。歩いている時に、私は英語は話せないのだけど、娘がPSUを卒業して、卒業式に出るために日本から来たと伝えると、とても喜んでコングラッチュレーションと言ってくれた。そして、結局、そのマム1人が、途中色々なひとに尋ねたりお願いとかしてくれて、彼女と一緒に手荷物検査も出国チェックも通り抜け、ゲート133行きのバスまで到着。ゲートに着いたのは、飛行機が飛び立つ5分まえだった。自分1人だったら絶対に乗れなかった。
マム、本当にありがとう。乗れなかったら帰りの飛行機代どうしようと頭がグルグルしたよ。ああ本当によかった。マムに助けてもらったこと、直接は返せないけど、またどこかで誰かにきっと返すよ。
今回のさんぽ、ポートランドの人にも日本の人にもいっぱいお世話になった。このさんぽだけじゃなく、私が子どもたちを育てている間もいっぱいいろんな人にお世話になったし、これからもまた、助けてもらうことだと思う。だから、助けてくれたその人に直接返せなくても、誰かにきっと返そうと思う。
水辺の自分の暮らす街に戻る。ポートランドさんぽは楽しかったし、娘の舞台や卒業式が見られて、本当に嬉しかったしありがたかった。でも、短い間だったけど原っぱや多摩川や街のみんなが恋しくなった。またこの世界の片隅の水辺の街に戻って来て、毎日ステキな仲間たちと、ゆかいなことができるのも本当に楽しみ。
ただいま〜♪
- 名称
- ロサンゼルス国際空港LAX
- 所在地
- ロサンゼルス空港 1 World Way, Los Angeles, CA 90045-5803, United States