前回、二子玉川で稽古が受けられる各種の空手道場について書きましたが、空手にはいろいろな流派があります。主だったところで分類すれば、「伝統派」と「極真」の大きく2つに分けることができそうです。
まず「伝統派」は主に、松濤館流(日本空手協会)、剛柔流、糸東流、和道流などがあるようです。伝統派の主な特徴としては、「寸止め」であったり「型重視」であったり棒術など武器を使う「演武」があったりするようです。
これに対し、「極真」には主に、極真会館(松井派)、新極真会、極真館、極真連合(一般社団法人極真会館)などがあるようです。特徴としては、(上級者の大会等では)「防具なしの攻撃」、「組手(実戦的スパーリング)」の重視、棒術などの演武がないことなどがあります。
ほかにも、防具空手と呼ばれるものや、関節技などもあるらしい伝統派的な沖縄源流空手と呼ばれるもの、極真出身で関節技や投げ技を入れた大道塾空道(くうどう)など、上記分類には入らないかもしれない流派も沢山あります。私がネットやテレビ上でも見聞きしたことのない流派も、かなり沢山あると思います。
大きく言えば、合気道、少林寺拳法、柔道(講道館柔術)、ブラジリアン柔術、テコンドーなども含め、いろいろな格闘技(昔は全部を『柔術』と呼んでいたようです)の中で、パンチ(突き)、キック(蹴り)を重視する流派を大きく空手と分類しただけで、同じ空手に分類されていても、関節技や投げ技、締め技などがありなのか、それとも、関節技なしでパンチとキックだけで打ち合うのかなど、細かく言えば、大きく違うわけです。
なお、私の仕事では、裁判や交渉という言わばパンチ・キックを使わずとも「戦わずして勝つ」ことを目指して日々努力しています。
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