【街情報掲示板PJ 連動企画】 二子玉川スポーツ少年団 土屋さん、松本さんインタビュー

地域の子どもたちの健全育成を目的に1974年10月に設立された二子玉川スポーツ少年団。世田谷区より、区制施行90周年式典において団体功労表彰をされました。
そこで、同団体本部長の土屋明人さん、同野球部代表の松本光弐さんのお二人にお話を伺いました。

土屋明人さん(左)、松本光弐さん(右)

~設立のきっかけは?~

二子玉川小学校の子どもたちにスポーツを通じた健全育成をしていこうという目的で、同小学校の藤曲先生が中心となり動かれて、二子玉川スポーツ少年団は1974年10月1日に設立されました。当初からサッカーと野球の二つのチームで始まりました。サッカーは藤曲先生が、野球は岡本さんという方が長年活動を牽引していただきました。

~現在の活動や参加人数は?~

現在はサッカー部と野球部合わせて156名の男女小学生が所属し、保護者やコーチの方々とともに、毎週末、二子玉川小の校庭や多摩川の河川敷で練習や各種大会などで活動しています。お母さん、お父さん、そしてコーチがボランティアベースで、サッカーで25名程度、野球では30人以上の方々に指導をしていただいています。最近はかつての部員の方がコーチとして戻ってくることも多いんですよ。

設立以来48年間で約5000人以上の方がここの少年団に部員として入り、卒業していかれました。この人数は地域中心のスポーツ活動の中でも日本でトップクラスに入るのではないでしょうか。二子玉川町内会のみなさんにも子供たちの育成のために継続的にサポートをしていただいています。

野球部練習風景

~設立45周年の時にスローガンを作られたと伺いました~

スポーツ少年団のスローガンとしてはこの3つになります。

①スポーツを通じて子どもの健やかな心と体を育む

②地域とのコミュニケーションを大切にし、清掃活動や防災活動を通じて地域に貢献する

③自分の命は自分で守る

~元サッカー日本代表の都並さんも所属されていたとか~

はい、都並敏史さんは(元サッカー日本代表、現ブリオベッカ浦安監督)はスポーツ少年団の1期生なのです。藤曲先生が彼にサッカーを勧めてやり始めた。もしこの出会いがなかったら、彼はサッカーをやっていなかったかもしれませんね。私たちにとっても偉大なOBの一人です。

サッカー部。少年サッカー大会での表彰状とともに

~防災教育にも力を入れていらっしゃると聞きました~

台風19号(2019年10月)で二子玉川地域は大きな被害を受けました。そこで、私たちスポーツ少年団が中心になって防災の事もしっかりやろうと考えたのです。世田谷区とも協力して、大人、若いコーチと子どもも一緒になって防災を勉強しています。天災はいつ、何が起こるかわからない。  何かあった時に地域のためになろう、二子玉川を防災面でも一流の地域にしていきたい、というスローガンを掲げ、「賛同から参加に」というモットーで防災訓練も年に数回実施。スポーツと同じように防災も構えてやるのではなく、普通の事としてやれるように、と考えています。

~二子玉川のみなさんへのメッセージをお願いします~

みなさんの温かいサポートもいただきながら、2024年で設立50周年を迎えます。このような形で50年続いている団体はさほど多くはありません。ぜひ、みなさんとこの活動を続けていきたいと思っていますので、ぜひ一度、子供たちが生き生きとサッカー、野球をしている姿を見に週末の練習に遊びに来てください。

二子玉川スポーツ少年団の詳細はこちらから

スポーツ少年団サッカー部 https://www.futako-sss.com/

スポーツ少年団野球部 https://www.facebook.com/futakobaseball/

この記事を書いた人

掲示板PJ編集部二子玉川街情報

街にある掲示板での掲示、二子玉川まちづくりセンター、二子玉川商店街など約50か所で配布しているリーフレットを通じて、街のイベント情報や二子玉川のMAPを活用した企画を年に4回発表しています。