玉川台区民センターで「大山街道歴史散歩 徳川将軍も歩いた道」展 3/12(日)まで

 世田谷区玉川台区民センター1階ロビーで2月28日、「大山街道歴史散歩『徳川将軍も歩いた道』用賀~二子玉川編」の展示が始まりました。

玉川台区民センター外観

 同展を企画したのは「大山みちおこし委員会」。同会は、用賀のまちを多くの方に知ってもらうために大山街道という歴史資産を活用し、地域の郷土史家や専門家との勉強会を実施するほか、区内の名所や史跡などを巡るまち歩きツアーを行っています。

 2008年の結成以来、年に1〜2回、講演会やまち歩きツアーを行い、その活動報告を兼ねて大山街道や用賀周辺の歴史や風景を紹介する展示会を開催しています。玉川台区民センター1階での展示は今回で4回目となるそうです。

展示の様子(2月26日)

 今回のテーマは「徳川将軍も歩いた道 用賀~二子玉川編」。1832(天保3)年に徳川家慶(第12代)が多摩川を訪れた際の遊覧記録「玉川紀行」に基づき、現在の写真を交えながら各所の紹介を展示しています。将軍家慶が用賀の坂を下った後、瀬田の行善寺を経由して多摩川の河原まで徒歩で進んだというコースには、大正時代に作られた多摩川旧堤防「玉川陸閘(りっこう)」があり、同展示ではfutakolocoが過去に報道した堤防閉鎖訓練についてご紹介いただいています。

記事内では洪水に備えた陸こう閉鎖訓練の様子を動画で紹介しています

 展示後は、展示内容をフライヤーにまとめ「大山街道歴史散歩」として6月ごろに発行されます。近隣の区役所出張所や用賀商店街内などで配架予定です。

 同会の事務局メンバーは世田谷区在住の7人、月に一度のペースを目処に活動を続けています。「根強い人気がある」歴史資産の大山街道ですが、事務局の中村多希子さんは、活動の持続のためにも「地元在住の方だけでなく、大山みちに関心があるという方にもお気軽にメンバーとしてお手伝いいただけたらうれしい」と話します。

 展示期間中、たくさんの方に気軽に足を運んでいただき、大山みちを一緒に盛り上げる仲間が増えたらいいですね。展示は3月12日(日)まで。入館は玉川台区民センターの開館時間に準じますのでご確認ください。

大山みちおこし委員会事務局の皆さん(2月26日)

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名称
世田谷区玉川台区民センター
所在地
世田谷区玉川台1-6-15

この記事を書いた人

こばなお

futakoloco 編集長。玉川町会100年懇話会事務局スタッフ。主に公民連携分野のフリーランス・ライター/エディター。二子玉川在住20年。出版社勤務を経てまちづくり法人で情報・広報戦略と水辺などの公共空間における官民共創事業に従事。多摩川流域生まれ&育ち。

暮らしを起点に「ほんとうに創造的な社会とは」を考えるラボラトリー「チームうなラボ」のフェロー。自分たちのまちづくり活動の経験や学びを言語化し、ときにはゲストとの議論と振り返りをまじえて発信・活動しています。

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