【フタコノコ編集部準備室レポート】#1 祝・開園10周年二子玉川公園ツアー

2017年3月にスタートした、二子玉川のまちの人びとでつくるメディアfutakolocoは、今年で7周年!構想していた5周年企画はコロナ禍により実現できませんでしたが、いよいよ行動制限の無い2023年春。新しいチャレンジでもっと多くの二子玉川ロコと一緒に二子玉川を楽しくしていきたいと思っています。

2018年3月10日futakoloco1周年記念で集合写真

新企画第1弾は「フタコノコ編集部」の創設です!!現在鋭意活動中の子ども記者せいしろうくんと、過去3人の小中高生が現地取材とレポートをしてくださいました。彼らのレポートがとても生き生きとしていて好評だったことから、「ぜひうちの子どもも記者に」「記者になるにはどうしたらよいですか」「子ども記者の公募はありますか」などのお問い合わせをいただいていました。

うれしい気持ちの一方で、地域の出来事を取材し記事を書く…というのは決して簡単なことではありません。大人だって難しいこと。お金をいただくような「体験サービス」にはしたくないし、やるからには、未来のまちづくりの担い手として、あるいは、自分の考えを多くの方に伝わるような表現力を自発的で主体的に身に着けてほしい…そんな思いもあり、なかなか踏み出すことができませんでした。

しかし、二子玉川ロコの一人である子どもたちが、地域のまちづくりの現場に参加すること、そこで自分の感じたことを表現できる場と仲間をつくること…これ以上にこの時代に大切なことはあるだろうか、と思い直し、編集長の責任の手の届くであろう少人数から始めてみよう!ということで、まずは以前から志望いただいていた小学生4人で、新編集部創設の準備活動を今年度から開始することにしました。

活動のキックオフとして、今年4月に開園10周年を迎える世田谷区立二子玉川公園へ伺い、ビジターセンターのスタッフ「ぱんちょさん」にご案内していただきました。4月8日(土)から始まる、10周年イベントのご紹介の後に、当日の様子をレポートいたします。

二子玉川公園 開園10周年企画

2013年4月14日に開園した二子玉川公園は、今年の4月に晴れて開園10周年を迎えます。公園10歳のお祝いとして、各種イベントを実施します。開催日は4月8日(土)、9日(日)、15日(土)、16日(日)の計4日間。要申込の企画もありますので、内容をご確認の上、ご参加ください。

イベントの内容、詳細情報は、下記の二子玉川公園ビジターセンターのサイトをご参照ください。

初取材!二子玉川公園ツアー

現在フタコノコ編集部の記者さんは、せいしろうくん(小4)、HARUちゃん(小4)、さらちゃん(小3)、ことのちゃん(小2)の4人。2月15日に保護者が集まり、今後の活動についての意見を出し合い、まずは、全員一緒にイベントへ参加して、一つの記事を分担しながら書いてみよう、ということになりました。子どもたちの性格も関心も表現力もそれぞれ。どんな形であれば記者活動を楽しく続けてくれるだろうかと、保護者も編集長も手探りです。

ちょうど、子どもたちが生まれたばかりの年に開園した二子玉川公園の10周年イベントが企画されていることが話題に挙がり、それならfutakolocoでも記事を発信してくださっている、公園ビジターセンターさんにご協力をいただいて、大好きな公園を紹介するということが決まりました。

3月27日初めましてのご挨拶中(二子玉川公園ビジターセンター前)

春休みに入った3月27日午前10時、ビジターセンターに集合し、日本庭園の帰真園をぐるりと巡り、見どころや旬な情報などたくさん教えていただきました。みんな勝手知ったる二子玉川公園、質問もたくさん挙がり、案内係のぱんちょさんも時に押され気味。記者さんはそれぞれメモを取りつつ、時に楽しくなりすぎて走り回ったりしながら、取材活動を終えました。

取材した27日は、例年より一足早い桜が見ごろ!お弁当を広げて桜の下でピクニックしながら、今日の楽しかったことや今後のことなどを話して、次回の編集会議の日程を確認しました。

次回の記事は、二子玉川公園の10周年イベント参加レポート。各記者がそれぞれのイベントを書いてくれる予定です。どんな思いをどのように伝えるのがよいだろう…「それぞれ」を大事にしながら、楽しく読んでいただけるスタイルを見つけるまで、「準備レポート」を続けますので、どうぞご支援とご関心をお願いいたします!

各記者からの二子玉川公園ツアーレポート

【せいしろう】ーーーーーー
ボクは二子玉川公園のジュニアサポーターとして毎月公園をよくする活動をしています。今日は仲良しのぱんちょさんに公園を案内してもらいました。ぱんちょさん、ありがとう!

1. 今日の感想
二子玉川公園や帰真園のことを深く学べて楽しかった。これからも公園の人やお友だちと一緒に自然や虫などに優しくしていきたい。

2.楽しかったこと、学んだこと
帰真園の池は、いま苔で緑色に染まってる。それは、今いるオタマジャクシが苔を食べるから苔の掃除ができないんだって。でもオタマジャクシに優しくしていてぱんちょさんはえらいと思った。オタマジャクシは帰真園の池でよく見るけど、カエルが日陰にいつも隠れていることは知らなかった。ぱんちょさんがいつもアズマヒキガエルが隠れている場所を特別に教えてくれたけど、この日は見つけられなくて残念だった。

3. 二子玉川公園でやってみたいこと
虫や自然とのふれあい。トンボをつかまえて観察したい。

4. 二子玉川公園以外でやってみたいこと
二子玉川公園や図書カウンターにおいてある手作りクッキーについていつも気になっていたので取材したい。なんでそんなに美味しいのか、手作りと書いてあるけど、ちょっとは機械で作っているんじゃないか知りたい。そのあと、みんなでドッチボールと鬼ごっこがしたい。

【HARU】ーーーーーー
私は生まれてからずっと二子玉川に住んでいます。

小さいころから二子玉川公園で遊んでいるので、公園のことをほぼ知っているつもりでした。でもビジターセンターのぱんちょさんに帰真園(日本庭園)のお話を伺って、びっくりしたことがたくさんありました。今からそれを紹介します。

1.楽しかったこと
日本庭園には今、たくさんのアズマヒキガエルのおたまじゃくしがいます。ぱんちょさんは、カエルの秘密のかくれ場所を知っていて、私たちに特別に教えてくださいました。カエルをえさにするヘビも、そのかくれ場所を知っているので、子どもが手を入れるとヘビにかまれてしまうことがあるそうです。わたしは、公園でヘビを見たことがないので、公園にヘビがいることを知ってびっくりしました。

2.学んだこと
日本庭園は多摩川をイメージしてつくられました。日本庭園の中にあるおうちは、台東区にあった100年前の清水建設という会社の副社長のおうちの一部です。バラバラにした家の木材を世田谷区が保管していて、今の清水建設がそれを使って、もう一度公園に建てたそうです。

公園の生きものを持って帰ったり、家で飼っていた生きものを公園においていってはいけません。どうしてかというと、公園の生態系がくずれてしまうからです。

3.やってみたいこと
二子玉川公園で生きものを見かけたら、大切に見守ってあげたいです。4年生になったら、公園のジュニアサポーターになりたいです。

さらーーーーーー

絵画が大好きなさらちゃんは、イラストでレポートしてくれました

 【ことの】ーーーーーー
ぱんちょさんに、公園のいろいろなお話をしてもらって、たのしかったです。もっとお話をききたいと思いました。だからまたぱんちょさんに会ったときに、わたしはしつもんをしようとおもいます。公園に行くときはかならずビジターセンターに行こうとおもいます。この前も行ってみたら、ビジターセンターにぱんちょさんがいて、わたしをおぼえていてくれたのでうれしかったです。これからもよろしくおねがいします。

名称
世田谷区立二子玉川公園
所在地
東京都世田谷区玉川1-16-1

この記事を書いた人

こばなお

futakoloco 編集長。玉川町会100年懇話会事務局スタッフ。主に公民連携分野のフリーランス・ライター/エディター。二子玉川在住20年。出版社勤務を経てまちづくり法人で情報・広報戦略と水辺などの公共空間における官民共創事業に従事。多摩川流域生まれ&育ち。

暮らしを起点に「ほんとうに創造的な社会とは」を考えるラボラトリー「チームうなラボ」のフェロー。自分たちのまちづくり活動の経験や学びを言語化し、ときにはゲストとの議論と振り返りをまじえて発信・活動しています。

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