上用賀・東京農業大学「食と農」の博物館で、荒川 弘「百姓貴族×百頭目まつり」~真夏の大複製原画展~

東京農業大学「食と農」の博物館(世田谷区上用賀)で7月10日から、農家エッセイ・コミック「百姓貴族」(荒川 弘著、新書館)の複製原画などを展示する「百姓貴族×百頭目まつり」~真夏の大複製原画展〜が開催されます。

東京農業大学(以下、東京農大)の「食と農」の博物館は2004年4月、進化生物学研究所の協力のもと開館しました。同館は東京農大の世田谷キャンパス内ではなく、世田谷通りを挟んでJRA馬事公苑の正門近くに位置しており、世田谷百景にも選ばれた緑あふれる「けやき広場」に面しています。

那須高原産の芦野石とガラスを調和させたモダンな4階建ての建物は、建築家・隈研吾氏によるものです。館内には展示室のほか、「生きもの空間」バイオリウムも併設されており、ケヅメリクガメやレムール(キツネザル)などを観に通う子どもたちの姿も見られる、地域で人気のスポットです。

東京農業大学「食と農」の博物館詳細はこちら(公式サイト)

東京農業大学「食と農」の博物館外観(6月25日)

年間を通じて様々なコンセプトによる展示や講演会、体験学習などが開催され、広く食と農に関する知識や情報を提供している同館で、農家エッセイ・コミック「百姓貴族」(荒川 弘著、新書館)の連載100頭目を記念し、選りすぐりの複製原画や作者の秘蔵コレクションなどの展示が行われます。併せて7月13日(土)14時から、東京農大世田谷キャンパスでアニメ1期全話上映会と澤田裕太郎監督のトークショーも開催。

漫画家になる前は、北海道で7年間農業に従事していたという作者・荒川弘さん。「日本の酪農業の厳しい現実を捉えつつもタフでパワフルな生き様を爆笑エピソード」を描いた同作に触れる貴重な機会です。夏休みの始まりに、ぜひご来場ください。

荒川 弘「百姓貴族×百頭目まつり」~真夏の大複製原画展~(東京農業大学サイト内)

百姓貴族特設サイト 百姓貴族いんふぉ(新書館サイト内)

会期は7月10日(水)〜8月4日(日)。開館時間は9:30-16:30(休館日: 日、月、祝日。ただし最終日の8月4日は開館)。予約不要、入場無料。

©︎荒川 弘/新書館 ©️ 荒川弘・新書館/『百姓貴族』製作委員会

名称
「食と農」の博物館
所在地
世田谷区上用賀2-4-28

この記事を書いた人

こばなお

futakoloco 編集長&ファウンダー。二子玉川在住20年。主に公民連携分野のフリーランス・ライター/エディター。法律専門書出版社勤務と米国大学院留学(高齢化社会政策)を経て、2016年〜2022年、自らの暮らしの場である二子玉川のエリアマネジメント法人で情報・広報戦略と水辺などの公共空間における官民共創事業に従事。最近は生まれ育った西多摩の多摩川および秋川の水辺界隈でもじわりわくわく活動中。

暮らしを起点にした「本当にクリエイティブな社会」のタネを自らのアンテナで見つけ、リアルに伺った物語を記録し続けることがいま、とっても楽しいです!