世田谷に残る“奇跡の農園”を守る人々の1年を追ったドキュメンタリー

世田谷は東京23区で人口最多の区ですが、地面が緑に覆われている割合(緑被率)がもっとも高い区でもあるって知ってましたか? そして、農地や公園、街路樹、庭など、いろんな形で自然が混在しているのが世田谷区の特徴であり、魅力です。


そんな世田谷区でも、農業を営む方々の高齢化と後継者不足により農地が激減しています。2011年度と比較するとなんと6割減少! ちょっと前まで畑だったところがマンションや戸建に変わっていく光景を見たことのある方も多いのではないでしょうか。

映画『大平農園401年目の四季』は、世田谷区等々力の住宅街にある、東京23区でもっとも広い耕地面積を誇る大平農園の春夏秋冬を追ったドキュメンタリー。江戸時代から400年以上続く大平農園は、「有機野菜」という概念すらなかった昭和40年代に無農薬で野菜を作るという当時の流れに逆行する過激な農法で注目され、“オーガニックの聖地”と呼ばれるようになりました。そんな大平農園が、今、存続の危機に立たされている実状がこの映画には映し出されています。

劇中、大平農園を守ろうとする人々の有機的なつながりから見えてくるのは、農やみどりという枠を越え、世田谷という枠を越え、人、生き方、命の循環であったりします。ガーデニングやオーガニックブームに興味のない人にもぜひ観ていただきたい映画。
会場は、緑の持つパワーを最大限に活かして昨年新設された、重い障害者の住まい、たまよんガーデン・コミュニティ。部屋数をあえて抑えることで元々あった庭を残し、ここの住民と道ゆく人々が、知らぬ間に同じ緑に癒されてつながる、世田谷らしいスペースです。

日時:2025年6月27日(金)17:00-19:00/6月28日(土)16:00-18:00 場所:たまよんガーデン・コミュニティ(世田谷区玉川4-38-2) 参加費:無料(※100〜500円程度の寄付歓迎) 定員:各回20名(要申込み) ※上映後には、たまよん代表 速水葉子さんと映画制作の森信潤子さんによるトークセッションや、参加者同士の自由な意見交換の時間もあります(お茶とお菓子付き) お申込み・お問い合わせ Email(tezukuri.hatake@gmail.com)または以下のQRコードからご予約ください(残席わずか) |

- 名称
- たまよんガーデン・コミュニティ
- 所在地
- 東京都世田谷区玉川4-38-2