世田谷区がクラウドファンディング開始 大蔵運動場改築と宮の坂駅前展示玉電車両補修で

世田谷区は2018年1月1日から、ふるさと納税の制度を活用した、使途を明確にして資金調達をする「ガバメントクラウドファンディング」を「ふるさとチョイス」上で開始します。

 「ふるさとチョイス」で寄付を募集するのは2つのプロジェクトで、大蔵運動場陸上競技場スタンドの改築費の一部(目標金額:1,950万円)と、宮坂区民センターに展示している電車車両(玉電車両デハ80形電車)の補修整備費(目標金額:660万円)です。

 いずれのプロジェクトもすでに12月15日より、世田谷区ホームページ上で寄付の募集を呼び掛けていますが、インターネットサイト「ふるさとチョイス」のガバメントクラウドファンディングのページによる受け付けは新年1月1日からとなります。所定のページ(下記参照)で、申し込みから納付まで手続きを完了することができ、クレジット決済も可能。手数料無料。区への寄付金は、寄付金控除(ふるさと納税)の対象となりますので活用しましょう。

 保坂展人世田谷区長は、クラウドファンディング開始にあたり、12月8日の区長記者会見で区の財政へ大きな影響を与えている税制改正について触れ、世田谷区の今年度の税収が約30億円の減収を見込むとし、「事実上世田谷区が日本で一番ふるさと納税の影響を受けているといえる」と明かしています(2017年12月8日区長記者会見の内容はこちら)。このような状況を受けての企画であることを説明しました。

①プロジェクト名:世田谷区が2020年のスポーツを盛り上げる!
◆クラウドファンディングURL
 https://www.furusato-tax.jp/gcf/248
◆サイト運営会社: 株式会社トラストバンク
◆募集額: 1,950万円
◆期間:2018年1月1日~2018年3月30日(89日間)
◆寄附金の使い道:大蔵運動場陸上競技場のスタンド改築費用
(注)募集期間は、延長の場合がございます。
◇世田谷区公式サイトでの募集ページ【皆様からの寄附を募集します(大蔵運動場陸上競技場スタンドの改築)】2017.12.01
 http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/106/153/669/d00156884.html

②プロジェクト名:90年以上の時を経て、みんなの「玉電」をよみがえらせたい!
◆クラウドファンディングURL
 https://www.furusato-tax.jp/gcf/256
◆サイト運営会社: 株式会社トラストバンク
◆募集額:660万円
◆期間:
 ・2018年1月1日~2018年3月31日(90日間)第一弾
 ・2018年4月1日~2018年6月29日(90日間)第二弾
◆寄附金の使い道:宮坂区民センター展示の玉電車両にかかる修繕費用
(注)募集期間は、延長の場合がございます。
◇世田谷区公式サイトでの募集ページ【皆様からの寄附を募集します(宮坂区民センター展示車両の補修整備)】2017.12.01
http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/107/158/764/771/d00156911.html

大蔵運動場陸上競技場 完成予想図

名称
大蔵運動場陸上競技場
所在地
東京都世田谷区大蔵4-6-1

この記事を書いた人

こばなお

futakoloco 編集長。玉川町会100年懇話会事務局スタッフ。主に公民連携分野のフリーランス・ライター/エディター。二子玉川在住20年。出版社勤務を経てまちづくり法人で情報・広報戦略と水辺などの公共空間における官民共創事業に従事。多摩川流域生まれ&育ち。

暮らしを起点に「ほんとうに創造的な社会とは」を考えるラボラトリー「チームうなラボ」のフェロー。自分たちのまちづくり活動の経験や学びを言語化し、ときにはゲストとの議論と振り返りをまじえて発信・活動しています。

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