松本かつぢ「昭和のかわいい!くるくるクルミちゃん展」神保町で開催中!クルミちゃんカフェも

これまでにfutakolocoでも何度か作品をご紹介し、また、地域のさまざまなメディアでも紹介されている、二子玉川に暮らした抒情画家・松本かつぢさん。

 少女雑誌文化が花開き、抒情画家たちが絢爛豪華に筆を競い合った昭和のはじめ、高畠華宵や蕗谷虹児に続く新世代の画家として頭角をあらわしエキゾチックで華麗な画風で中原淳一と人気を二分した方で、鉄腕アトムやサザエさんといった作品にも大きな影響を与えました。

 日本を代表するマルチクリエーター・松本かつぢさんの世界が、お膝元の二子玉川を飛び出し、本の街神保町のブックハウスギャラリー(千代田区神田神保町2)で「昭和のかわいい!くるくるクルミちゃん展」として再現されています。

 会期は4月8日(日)までですが、4月7日(土)には「くるくるクルミちゃん四コマ漫画」として読み聞かせライブも行われます。アニメ「アンパンマン」のカレーパンマン役の声優である柳沢三千代さんなど著名なプロフェッショナルによるこのライブは注目度大!

 展示内容はクルミちゃんを中心とした原画50点に加え、関連作品やキャラクターグッズの展示、アニメ「くるくるクルミちゃん」の映像、インスタグラム用フォトブースのほかお子さまが楽しめる「ぬりえコーナー」も。

 また、特に注目は3月1日から先行オープンしている、同ギャラリー建物内1階の書店「ブックハウス」内の「クルミちゃんカフェ」!通常は同店内カフェとして営業されていますが、同展にコラボレーションして「クルミちゃんホットケーキ」(700円、ドリンクセット1,000円)、「クルミちゃんホットミルク」(500円)、「クルミちゃんカプチーノ」(500円)、「クルミちゃんココア」(500円)などのオリジナルメニューを提供しています。各席のランチョンマットやコースターもこの時期だけの設えでクルミちゃんワールドが展開されています。

 明るく可愛いらしいユーモアタッチの挿絵を描き、コミカルな漫画にも挑戦して対照的な画風を自在に操り、既存の画家にはないマルチな画才を示した松本かつぢ。中でも、昭和の初期から35年にわたって当時の少女雑誌に連載され、少女漫画の先駆け的作品であるとともに、絵はがきや便箋の表紙になど、次々と商品化されて日本のキャラクターグッズの元祖であり、日本の「かわいいもの文化」の元祖ともいえる「くるくるクルミちゃん」。

 展覧会のオープニングイベントでも100人を超える方々が集まり、会期中の平日の昼間でも途切れることなく来場者の姿があり、会場に一歩足を踏み入れると同時に老若男女が「かわいいー」と声をそろえていました。ぜひこの機会に、二子玉川と縁の深いクリエーターについての知識を深めてはいかがでしょう?

【開催内容】
松本かつぢ「昭和のかわいいい!くるくるクルミちゃん展」

 会期:3月30日(金)~4月8日(日)
 営業時間:12時~19時(最終日は17時)
 会場:ブックハウスギャラリー ひふみ座 ホールA/B
   (〒101-0051 東京都千代田区神田神保町前2~5)
 特設サイト:
    http://katsudi.well-corp.jp/

展示会フライヤー

松本かつぢ公式サイト

http://katsudi.com/

名称
ブックハウスギャラリー 
所在地
千代田区神田神保町2-5

この記事を書いた人

こばなお

futakoloco 編集長。玉川町会100年懇話会事務局スタッフ。主に公民連携分野のフリーランス・ライター/エディター。二子玉川在住20年。出版社勤務を経てまちづくり法人で情報・広報戦略と水辺などの公共空間における官民共創事業に従事。多摩川流域生まれ&育ち。

暮らしを起点に「ほんとうに創造的な社会とは」を考えるラボラトリー「チームうなラボ」のフェロー。自分たちのまちづくり活動の経験や学びを言語化し、ときにはゲストとの議論と振り返りをまじえて発信・活動しています。

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