【活動報告①】二子玉川学会 ~二子玉川を愛しまなびあう交流会~ いよいよ始動!!

2019年4月「二子玉川学会 ~二子玉川を愛し学びあう交流会~」は動き始めました。

農地や緑地、水辺の自然に恵まれ、歴史文化の宝庫、そして何より都心のお洒落タウンとして注目を集めている二子玉川は、近隣大学の研究対象にもなっており、以前からこの地域では大学と連携した様々な活動がありました。大学のみならず街の有志たちも二子玉川を題材に、多彩な取り組みに挑んでいます。

二子玉川学会は、その研究や活動の営みのなかで蓄積さられた知識や研究データ、ノウハウなどを大学間で、または大学と地域、行政などとともに共有し合って街の問題解決や新たな研究・イノベーションなどにつながるように、街の成長に役立つシンクタンク的な役割を果たしていきたいと考えています。

現時点では、初回学会(9月23日開催予定)に向けて、4月22日に第1回目の顔合わせを、5月27日に第2回目のミーティングを実施しました。

今回は、立ち上げ発表から現在までの活動について報告します。

第1回ミーティングにて。アイデアの分類に知恵を絞る参加者たち
満を持して学会立ち上げを宣言!!

第4回二子玉川エリアマネジメントシンポジウム(2019年2月24日)にて、西山敏樹准教授(東京都市大学都市生活部)が「二子玉川学会」の立ち上げを発表しました。

第4回二子玉川エリアマネジメントシンポジウム(2019年2月24日)にて:画像提供/二子玉川エリアマネジメンツ
早くも学会キックオフイベント!!

2月の立ち上げ発表から約1か月、早くも3月21日には夢キャンパスにてキックオフイベントが開催されました。

キックオフ設立準備会(2019年3月21日)で抱負を語る佐藤正一さん(二子玉川エリアマネジメンツ代表理事):画像提供/二子玉川エリアマネジメンツ
第1回顔合わせミーティング

参加者13名

3月のキックオフイベントからまたまた約1か月後4月22日、第1回の顔合わせミーティングが実施され、街の顔と呼ばれているそうそうたるメンバーが夢キャンパスに集結。

記念すべく第1回ミーティング(2019年4月22日)で初顔合わせ:画像提供/西山先生
続々湧き出す多彩なアイデア

西山先生の冒頭の声掛けで参加者各々が解決したい街の課題を付箋紙に記して出し合いました。75点ほどのアイデアがボードに貼り出され、ひとまずこの日は、以下5つのグループに分類されました。

アート・文化
パブリックアート/教育/歴史/花街/茶道/和文化/着物
ベンチャー・経済・IT・まち・不動産
すまい/土地利用/人材育成/インクルーシブ/環境/エシカル(フードロス)
商店街
活性化/防犯/後継者
交通・モビリティ・移動
地域交通/橋と交通/観光/通勤/川と交通
多摩川
あそび/イベント/環境/エコエネルギー/安全/防犯/橋脚
メンバーから湧き上がってきた研究対象:画像提供/西山先生
初回学会に向けて、第2回ミーティング!

参加者11名

この日の参加メンバーは、第1回ミーティングメンバーと数名の入れ替わりがありました。「まずは二子玉川ってどんなところ? から入ってみては……」川辺百合子さん(たまがわ和友楽代表)の声掛けから、初回学会の方向性と基調講演の登壇候補者や、終了まとめディスカッション概要など、アウトラインが示されてきました。当日の昼食や試食販売などの提案も、今後の議題として挙がっています。

第2回ミーティング(2019年5月27日)の議論の様子と参加メンバー
学会名の振り返り

第1回のミーティングに欠席された石野善男さん(玉川歯科医師会業務執行理事)より、学会名副題についてのご提案がありました。「二子玉川学会 ~二子玉川を学びあう交流会~」⇒「二子玉川学会 ~二子玉川を愛し学びあう交流会~」にしてはどうかということで、学会副題は、「~二子玉川を愛し学びあう交流会~」に、参加者一同全会一致にてこのブラッシュアップ案に決定。

また、さまざまな世代、特に高齢者に対しては「健康/スポーツ」とうキーワードも重要ではという提案もあり、第1回ミーティングのアイデア出し5分類の再考案も出ています。

学会の副題名に、二子玉川愛を注いで提案された石野さん
ミーティングで提供された話題

中村輝之さん(玉川町会事務局長)が二子玉川地区交通環境浄化推進協議会交通浄化)の交通会長として活動するなかで、寺内義典教授(国士舘大学理工学部建築学系)と稲垣具志助教(日本大学理工学部 交通システム工学科)による「ゾーン30」の研究成果が、街の交通浄化において学術的な面からサポートされたという事例を話してくれました。

もう一人、ご実家は川崎市高津区で農業を営んでいるという秋元友里さん(東京都市大学大学院修士1年)が、青山ファーマーズマーケットでの販売アルバイト経験から得た気づきなども添えて、自身の研究「都市農地をめぐる都市組織の持続可能性」を説明してくれました。

街の交通浄化に寺内&稲垣先生の研究を役立てた事例を話す、輝之さん
自身の研究について説明する秋元さん

現時点での決定事項

第1回二子玉川学会の日程と会場が決まりました。★皆さまぜひご参加を!!

日程:2019年9月23日(月)秋分の日(11:00~15:00予定) 

会場:東京都市大学夢キャンパス  

第3回(次回)ミーティング日時

日時:6月24日(月)17時より @東京都市大学夢キャンパス
💛今後のお知らせ&お願い💛

「二子玉川学会 ~二子玉川を愛し学びあう交流会~」にどんな印象を持たれましたか?

初回学会の登壇者や詳しいコンテンツは確定次第お知らせします。

これなら、私も……、こんなアイデアもぜひ反映してほしい! などの思いがふくらんできたという方、ぜひぜひミーティングにご参加を!!

ミーティングは基本的には第4月曜日17:00より、東京都市大学の夢キャンパスで行います。変更もありうるので、参加を希望される方はfacebookのグループかメッセンジャーグループにお入りください。担当:内野洋介さん(二子玉川エリアマネジメンツ)

初回学会では基調講演やパネルディスカッションの他に、二子玉川地域を題材に研究・活動している研究者・学生や有志による10分間スピーチとポスターセッションを予定しています。実施者募集の詳細は決まり次第お知らせします。

ポスターセッションで使用予定のパネル。詳細は次回以降の議題

 読者のみなさま、生まれたての「二子玉川学会 ~二子玉川を愛し学びあう交流会~」を末永くどうぞよろしく😊

 
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この記事を書いた人

牟田由喜子

瀬田に移り住んで20年余り。二子玉川地域の魅力をしみじみ味わう今日この頃です。

早春には、多摩川河川敷や兵庫島の牧水たんぽぽ碑付近、タマリバタケ、玉川野毛町公園などでタンポポ・ツアーを実施したり、自然観察することで、みんなで社会や環境課題に向き合いたいと思っています。

人も自然も未来に続く日常のために、地域を愛でつつ、学び合い、対話を重ねる時間を大切にしたいという想いを込めて、サイエンス・ワークショップなども実施しています(^^♪