玉川台のクレープとかき氷店「fuwariの秘密基地」で本の貸出し 地域の 「小さなゆるい図書室」に

東急用賀駅徒歩5分の場所にあるクレープとかき氷店「fuwariの秘密基地」(玉川台1)で、店内の本を貸し出す「fuwariの図書室」が始まりました。

「fuwariの秘密基地」入口

「fuwariの秘密基地」は2019年7月1日、柴田邦雄さんと佳菜子さんが2017年から営むキッチンカーの仕込み場として使っていたスペースをお店としてオープンしました。夏季(6月~10月)は予約制・イートインのみでかき氷を、冬季(11月~5月)は予約不要でテイクアウトでクレープを提供しています。

テーブル席4席とカウンター席3席の店内には3つの本棚スペースがあります。これらの本をゆっくり読みながらくつろぐこともできる「図書室」は、佳菜子さんが生まれ育った宮城県石巻市へ帰省した際に訪れた、「石巻まちの本棚」からインスピレーションを受けたことがきっかけ。「本が好きそうな人がどんな本があるんだろうとキョロキョロしていて、なんだかホッとする気持ちになれる空間」を東京・世田谷の同店でもつくってみたかったそう。

同店の本にはメッセージカードが付いており、次に読んだ人にその本のいい所を書くことでおすすめができるようになっています。本の貸し出しは無料で、中学生以下のお客様にはポイントカードを用意。シールを10枚貯めるとクレープ1個が無料になります。

店内の様子

中学生以下の子どもの来店も多いという同店、「図書室なのにうるさいとか、図書室とはこうある『べき』という空間ではなく、ふらっと立ち寄ってくれた方に気に入ってもらえる図書室を目指して始めます」と佳菜子さん。「お店の名前が『秘密基地』だから、分かりづらくなくっちゃ!そんな風に受け止めていただける方に向いている図書室です」とも。

同店の営業日時は不定期です。キッチンカー出店も行っていることから、週末営業も少ない時期があります。同店の営業日専用Instagram(@kakigohrizuki)を確認の上、来店ください。

名称
fuwariの秘密基地
所在地
世田谷区玉川台1-12-8

この記事を書いた人

こばなお

futakoloco 編集長&ファウンダー。二子玉川在住20年。主に公民連携分野のフリーランス・ライター/エディター。法律専門書出版社勤務と米国大学院留学(高齢化社会政策)を経て、2016年〜2022年、自らの暮らしの場である二子玉川のエリアマネジメント法人で情報・広報戦略と水辺などの公共空間における官民共創事業に従事。最近は生まれ育った西多摩の多摩川および秋川の水辺界隈でもじわりわくわく活動中。

暮らしを起点にした「本当にクリエイティブな社会」のタネを自らのアンテナで見つけ、リアルに伺った物語を記録し続けることがいま、とっても楽しいです!