花さんぽ♯41 仙川・東宝撮影所付近(大蔵)から

もうすぐ25歳になる3月31日生まれの長女が生まれる前からこの界隈に住んでいます。
夏の、国分寺崖線丸子川沿いを二子玉川方面に抜けていく道が大好きですが、春のこの季節は、仙川沿いを成城学園方面に抜けていく道が大好きです。
夏ごろから、本格的に道路の工事が始まり、この辺の風景も変わっていくかもしれません。私がこの辺りに住み始めたころ、私の住む昭和56年築のマンションの前は崖線の緑地でした。夏はうるさいほどの蝉しぐれ、春は、ホーホケキョの鶯の合唱。今は、マンションとおうちが建っています。工事の時には遺跡が出ましたので、(この辺はよく出ます)調査で工期が長引きました。鶯の声が聞かれなくなったこともあったように記憶しています。

昨日朝、ものすごく近くで「ホーホケキョ」と鶯が上手に鳴いている声で目が覚めました。毎年「ケキョッケキョ」とへたくそなお歌を歌っているのですが、今年はなんだか上手。

二子玉川方面では堤防の工事、成城方面は喜多見を中心に外環の工事が本格化していきます。切られる木もありますし、植えられる木もあるでしょう。工事中は、びっくりして生きものたちもどこかにいってしまうかもしれません。
 
でも、また、戻ってきてほしいなと思います。

娘が生まれた25年前、桜が満開というのは、生まれたあとだったように思います。夏ももっと涼しかったように思うし、街も、気候も、自然も、毎年毎年、さまざまなことが変化していきます。さまざまな人が暮らし、さまざまなことが起こり、様々な変化があります。
 
 それでも、春になるとどこかで桜が咲いて、それを見上げる時、ああ、ここに住んでいてよかったな、と思います。

来年も、また、あちこちで桜が見られますように。

仙川沿いを世田谷通りから成城学園方面へ臨む

花さんぽ♯40 多摩川原っぱにも春♪

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名称
仙川沿い。大蔵・東宝撮影所
所在地
世田谷区成城1丁目4-1

この記事を書いた人

ゆか

サラリーマン時代に東急ハンズ玉川店、玉川高島屋を担当し、ここいら辺が気に入って移住。岡本の坂下に住み、母となり産んだ子どもたちはもうオトナ。2005年から鎌田で「子どものアトリエ」を始め、2016年に大蔵5丁目「ゆいまあると3つの磁石」という場を開設、「子どものアトリエ」「映画とキャラメル」など、よくわからないことを展開。2021年、岡本から玉川4丁目の空き家(通称たまよん)に1年間入居。2023年、「ゆいまあると3つの磁石」近くに建った家に転居、「あめます舎」と名付けて家開きしている。NPO法人せたがや水辺デザインネットワーク所属。