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コラム
紡がれていく芸術の始まり 「坂本龍一 トリビュート展」 〈後編〉
紡がれていく芸術の始まり 「坂本龍一 トリビュート展」 〈前編〉からの続き。坂本龍一の代表作とは何だろう。戦メリ「Merry Christmas Mr.Lawrence」か。彼の表現はすべてが深淵で清く、新しい。依頼されたスタジオミュージシャンとしての演奏活動や、映画音楽作品であっても、表現のどの断片にも更なる自由さが詰まっている。彼の驚異的な知識や技術はその自由さのために使われていると私は感じるし、その能力にも憧れる。けれど時々、彼の芸術の本質は何なのかと問うてみたくなることがある。 -
コラム
紡がれていく芸術の始まり 「坂本龍一 トリビュート展」 〈前編〉
昨年3月にこの世を去った坂本龍一さん。NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]にて開催中の「坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア」プレス内覧会への取材から、今の私の想いを綴ってみる。