【まちメディアレポート】7/16オープン!二子玉川地区の「生活プラットホーム」新複合施設へ行って来た

 玉川通り沿いにある「花みず木広場」近くに7月16日(火)、まちづくりセンター、二子玉川出張所、地区会館が併設された複合施設(玉川4-4-5)がオープンしました。二子玉川のまちメディアfutakolocoは7月6日(土)の内覧会へ取材に訪れ、二子玉川まちづくりセンター所長の野口章仁さんにお話を伺ってきましたのでレポートします!

建物入り口
建物外観に再現された朝顔のグリーンカーテン

「朝顔のグリーンカーテン」が再現された「粋」
 新複合施設は鉄筋コンクリート造りの地上3階・地下1階建て。敷地面積は463㎡。白を基調とした外観で、旧建物(二子玉川地区会館)のシンボルであった入口壁面の「朝顔のグリーンカーテン」が再現されているのを「粋」に感じました。駐輪スタンドは約20台、駐車場は障害者と関係者用のみです。

 地下1階は「二子玉川地区会館」で広さ225.67㎡。会議室、料理講習室、大広間、倉庫などを備えています。1階は「二子玉川出張所」で広さ221.33㎡。転入転出の手続きや住民票など証明書類を発行するなどの業務を行います。二子玉川ライズ内にあった「用賀出張所二子玉川分室(7月12日閉鎖)」が同施設内へ移転されました。

 2階は「二子玉川まちづくりセンター」、「二子玉川あんしんすこやかセンター(地域包括支援センター)」(運営 社会福祉法人 大三島育徳会)、「社会福祉協議会二子玉川地区事務局」、「活動コーナー」、「相談室兼授乳室」、物品倉庫などで広さは217.81㎡。まちづくりセンター、あんしんすこやかセンターと地区社会福祉協議会の連携による「福祉の相談窓口」を開設することで、高齢者、障害者、子育て支援など区民の身近な相談等にも対応するそうです。

 3階は「活動フロアー」が中心で、広さは193.49㎡。大きな鏡を設えた活動フロアー(2部屋に分割が可能)のほかに印刷室があります。同所は二子玉川地区で公共的・公益的な活動を行っている団体が利用できるスペースで、「地域のニーズに応えて」(玉川総合支所二子玉川まちづくりセンター所長の野口章仁さん)設けられたそう。利用予約は前月15日(15日が休日の場合は翌受付日)までに同センターへ申し込みます。

地域で重宝されること間違いなし、3階活動フロアー

 「二子玉川地区」として独立
 世田谷区ではこれまで、5つの総合支所、27か所の地区においてまちづくり活動が行われてきましたが、最も多くの人口を抱える「用賀地区」が「二子玉川地区」に分割されることになりました。「二子玉川地区」は、玉川1~4丁目と瀬田1~5丁目をエリアとし、多摩川を境に神奈川県に隣接するほか、主要な道路として環状八号線と玉川通り(国道246号線)を含みます。エリア内の人口は約2万7000人(6月1日現在、参考資料はこちら)。

 2015年に完了した二子玉川東地区の再開発事業によって、ショッピングセンターを中心に地域の商業拠点、交流の拠点としてたいへん賑わっているほか、住民の急増による人口構造の変化なども見られるようになったことから、区内28か所目となるまちづくりの拠点「二子玉川まちづくりセンター」が開設され、地域コミュニティの促進、地区防災機能の強化が図られることになったのです。

左:玉川総合支所二子玉川まちづくりセンター所長の野口章仁さん、右:二子玉川あんしんすこやかセンター・センター長の竹中毅さん

広域二子玉川エリアでの暮らしにおける「ワンストップ解決拠点」に
 行政区域に基づけば玉川地域に鎌田や岡本地域は含まれないのですが、実際には同エリアにお住いの多くの方々は二子玉川駅を利用しています。行政への申請手続きなどはアクセスのよい二子玉川地区新複合施設を利用することが予想されます。より広いエリアからの「手続きのほか福祉の相談窓口など生活に関わることをワンストップで解決する拠点であり、住民相互の活動と情報発信の拠点となる」(同、野口さん)ことでしょう。

※世田谷区ホームページ「二子玉川地区」のページ
https://www.city.setagaya.lg.jp/tamagawa/007/index.html

7月6日(土)に開かれた落成式の様子:中央は保坂展人区長(画像提供:谷亀緑郎さん)
落成式式典で津軽笛を演奏した横須賀梨樹さん。小学校の頃から地元神社などで和太鼓奏者として活躍されています。

名称
二子玉川複合施設(二子玉川まちづくりセンター ほか)
所在地
世田谷区玉川4-4-5

この記事を書いた人

こばなお

futakoloco 編集長。玉川町会100年懇話会事務局スタッフ。主に公民連携分野のフリーランス・ライター/エディター。二子玉川在住20年。出版社勤務を経てまちづくり法人で情報・広報戦略と水辺などの公共空間における官民共創事業に従事。多摩川流域生まれ&育ち。

暮らしを起点に「ほんとうに創造的な社会とは」を考えるラボラトリー「チームうなラボ」のフェロー。自分たちのまちづくり活動の経験や学びを言語化し、ときにはゲストとの議論と振り返りをまじえて発信・活動しています。

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