フルタニDの街歩き「本屋の魅力を語りつくす」二子玉川 蔦屋家電・出版トークイベント

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。ネタ探しに追われ続けた仕事がら、今も書店に通うのが日課です。

楽しみなのが書店の出版イベントです。本一冊程度の料金で、著者のトークを聞くことができます。二子玉川蔦谷家電でも定期的に出版トークイベントが開催されていて、さまざまな気づきや発見を得ることができます。

本に魅せられた人の本

7月末に発売された「街灯りとしての本屋」の出版記念トークが8月26日(月)開催されました。 本に魅せられ、小さくはじめた街の本屋11店舗の店主を全国に訪ね、それぞれの”書店愛”を聞き書きした本です。

著者の田中佳祐さん(写真左)は東京生まれのライター、構成の竹田信弥さん(写真右)は都心で「双子のライオン堂」という選書専門の書店を経営しています。 トーク終了後出版の狙いなどを伺いました。

日本では年間7万点を超える出版物が新刊されるといわれます。ところが街から書店が次々に姿が消えています。

本を通じて読者と向き合いつづける書店を取材した「街灯りとしての本屋」。トークでは文筆家でゲーム作家の山本貴光さん(画面中央)を交えて、書店の個性や、選書の楽しみ、本との付き合い方に至るまで熱烈な談義(ダンギ)が展開されました。

動機と狙い

構成を担当した 竹田信弥さんによると、書店を題材にした本は大きく二つに分かれるといいます。その一つは経営ハウツー本、もう一つは定年を迎えた経営者が自伝として本を出版するケースです。意外にも現役で活躍している書店主にスポットライトを当てた本は少ないのだとか。竹田さんは書店を立ち上げた人には経験と知恵がある。深掘りすることで書店の持つ奥深い魅力を描くことができるのではないかと思いました。

読者の立場から書店の魅力を語るのが田中佳祐さんです。書店の魅力の一つに大型本や、選書、文学全集など”かさばる本”の品揃えがあります。図書館で借りることもできますが、返却期限などの制約があるなど気軽に読むにはハードルの高さが気になります。書店や古書店を巡ると選書や全集などの実物を手に取って読み比べたり、手に入れることもできます。手応えのある本に出会える場所が書店なのです。

リアル書店の持つ意味とは

「同じ書店に何度も通うと、前に来たときと棚に並べられた本が変わっているのがわかります。書店とは、絶えず手入れされ続ける”庭園”のようなものです。また、訪れる人にとっては、知っているものをきっかけに、自分がまだ知らないものを発見できる空間でもあります」 山本貴光さん 

子どもの頃から読書が好きだったという山本さんの仕事場は”書塔(しょとう)”と名づけた本の山で埋め尽くされています。

今も週に6日は書店を巡るという山本さんは、世界中の本が簡単に手に入るネット書店にはない魅力が、現物の本を並べるリアル書店にあると考えています。

山本さんは、デジタル空間に納められた情報では、おめあての本を探し出すのに苦労するといいます。なぜなら、コンピュータ上でものを探すには、検索に頼ることになるわけですが、そもそも適切な検索語を思いつかないと探しようもないからです。

その点、実物を目で見て確かめることができる書店には、書店にしかない長所があります。棚に並んだ本に触発されて、それまでその本の周囲に並べられていたのに、目に入っていなかった本を読みたくなることがあります。目で見たものが心に働きかけ、眠っていた記憶を引っ張り出すからです。

まとめ

著者に直接会って生の声を聞くトークライブは気づきと出会う場所です。「知らないものを知るためのきっかけとして書店の空間がある」というお話は、なるほどと納得しました。 書店の役割は知ることのお手伝い。

手にとって本を開くと書店に行ってみたくなる。本がいざなう世界の楽しみ方もあると思いました。

街灯りの本屋

二子玉川蔦谷家電 今後のイベント予定

二子玉川 蔦屋家電では話題の書籍の出版にあわせて、コンシェルジュが企画した出版トークイベントを多数開催しています。

興味のある方はぜひ会場に足を運ばれてはいかがでしょうか。

イベント一覧 | 二子玉川 蔦屋家電 | 蔦屋書店を中核とした生活提案型商業施設

名称
二子玉川 蔦屋家電
所在地
東京都世田谷区玉川一丁目

この記事を書いた人

古谷 健治

古谷 健治

元テレビディレクター。世田谷八幡山で生まれました。多摩川を挟んだ中原区で育ち、横浜市あざみ野で暮らしています。筑波大学メディア創成学類で「映像制作実習」の講座を受け持ち、非常勤を2年続けたことから動画に関心を持ちました。現在シニアユーチューバーをめざして特訓中です。チャンネル登録お願いします。