今日4月29日は、毎年恒例「二子玉川花みず木フェスティバル」の日。残念ながら2020年(令和2年)は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となりましたが、この度、そのシンボルタワーが新しくなりましたのでご紹介します。
二子玉川の街の「シンボルツリー」はハナミズキです。二子玉川駅前を貫く国道246号(玉川通り)や二子玉川ライズなどが並ぶ駅東地区の通りにもハナミズキが植えられています。砧線跡の通りにも植えられ、「花みず木通り(砧線跡)」と名付けられています。毎年4月になると、白や赤の花(本来は葉)が咲き始め、大型連休が始まる4月末になると、一斉に空に向かって満開となる姿は街のそこここで見られますね。
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そのことから二子玉川の最大級のイベントは「花みず木フェスティバル」と名付けられています。そして、街の中には、花みず木フェスティバルのシンボルタワーが3基あります。1基目は、1983年(昭和58年)、第1回の花みず木フェスティバル(当時は「花みず木まつり」)開催にあたり、旧富士観会館(現在のプラウドタワー二子玉川辺り)前の国道246号の交差点横に設置されました。
「太陽と緑と水と花みず木の街 二子玉川」をメインテーマに始まったフェスティバルとして、タワーには「太陽と緑と水のまち二子玉川」、「花みず木のまち二子玉川」、「緑化を推進しよう二子玉川」と三面に書かれています。
フェスティバルは毎年開催され、1985年(昭和61年)、タワー2基目を国道246号沿いのハナミズキ広場(世田谷信用金庫の先)に時計付きで設置、1986年(昭和62年)には、吉沢橋交差点の緑道側に3基目が設置されました。
いずれも、「街の玄関」となる場所に設置され、来街者への街のアピールを担ってきました。
それから30年以上、色もあせ老朽化も進み、忘れさられそうなタワーでしたが、新しくすることが決定!
今回、新しくしたのは246号沿いの2基。緑道整備の際に新しくなった吉沢橋のタワー以外、現在のポスターにあわせたデザインで、2020年3月31日に完成しました。
街の景色は、花みず木フェスティバルが始まった頃とは変わり、大きな建物がたくさん並ぶ今となっては小さく感じるタワーですが、多摩川と国分寺崖線が生み出す自然豊かな風景が、住む人・訪れる人に愛されている二子玉川には、歩く人の目線のこのサイズがちょうど良いかもしれません。
本当ならば38回目を数えたはずの「二子玉川 花みず木フェスティバル」の今日、一日も早い平穏な日々となることを願っています。