日時:2017年5月28日 11:00~15:40(乗艇時間約4h)
メンバー:おっさんファイブ(米沢部長、常木隊長含む)+小学生男子+こばなお(撮影班)
走行コース:登戸(宿河原堰)~二子玉川(兵庫島公園)~東横線多摩川(調布堰)
走行距離:約10㎞
天気:晴れ
気温:30℃(ぐらい)
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『汽車で100マイル旅しても馬鹿は馬鹿のままだが、カヌーで1マイルいけばみんな自然が好きになる』
by カナダ首相ジャスティン・トルドー
…というほど大袈裟なものではないですが、カヌーで多摩川を下る魅力は様々。
カヌー上で水面80cm上から見る多摩川は、普段川岸から見る多摩川とは違う表情を見せてくれます。
岸辺で油断していた水鳥や亀が、水上を行く我々の姿に慌てたり、ボラが舳先の上をジャンプで超えていったり、陸からはなかなかたどり着けない藪の奥にきれいな河原を見つけたり。多摩川を身近に感じて暮らしている方々でも初めて見る景色がいっぱいです。白く波立つ瀬を漕ぎぬける時の若干のスリルや、漕ぎながら乾いた喉を冷えたビールで潤すのも魅力ですが、何よりも、広い空間を独り占めして、川の流れが少しずつ自分たちを進めていってくれる爽快感は、自然の中に取り込まれている気分を強く感じさせてくれます。
私自身、若い頃に少しスラロームカヌーの経験はあったものの、公私共に多摩川を熟知したカヌーイスト・米沢部長と出会って四半世紀ぶりにカヌーに乗り、いつの間にか二子玉川カヌー部(ドヌー部)が立ち上がり、わずか1年で船4艇、登録メンバーも40人とか・・・自分自身が楽しみたいのが最大目的ですが、多摩川を身近に思っている人達に新しい魅力を感じてもらったり、子供たちに「大人が楽しんでるこんな遊びもあるんだ」と思ってもらえたらいいなと、不定期にドヌー部活動をしています。
さて、今回は活動2年目突入記念。梅雨入り前・鮎釣り解禁前のベストシーズンに登戸(宿河原堰)~二子玉川(兵庫島公園)~東横線多摩川(調布堰)までの定番コースをゆるゆると下ります。
おなじみのコースで何の問題もなく、と思っていたらやはり一筋縄でいかないのがドヌー部の伝統。前回(#1 澤乃井園~羽村堰)の奥多摩激流チャレンジツアーで破損した艇の補修はしたつもりでしたが、4艇それぞれに空気が漏れたり、艇底から水がしみこんだり、組立の時に裏表を間違えてたり、船底の栓を閉め忘れてたり・・・。易しいコースを自力で難コースに変えてしまうのがドヌー部の真骨頂!
隊員の方々には比較的大丈夫な艇に乗ってもらって、隊長(私)は底の空気が抜けてどんどん体が沈み込むのを両肘で押さえながらの秘技「埋没漕ぎ」(浮き輪での海水浴を想像して下さい)、部長もどんどん空気が抜ける艇を10分おきに岸に着けて空気を入れ直しそれでも「く」の字に沈むカヌーを仰向けに寝そべって漕ぐ秘伝「戸板の土左衛門漕ぎ」。
一方、部長・隊長抜きの隊員艇はコントロールを失い何度も岸に乗り上げたり、木の枝のウエスタンラリアートを食らったり。
そんな“些細な”不具合がありながらも、好天に恵まれ途中船上乾杯もしながら、オッサンファイブ+小学生男子+紅一点の7名で多摩川中流域ののどかな一日を満喫してきました。(様子はコバナオ隊員が加えてくれるであろう写真でご覧下さい)
豊かな自然+様々な笑えるハプニングが味わえる二子玉川ドヌー部のカヌーツアー。濡れてもいい、沈んでもいい、パンツ破けてもいい、サングラス無くしてもいい、太ももパンダ焼けで風呂で悶絶(これも伝統)してもいい、というM系の方々のご参加をお待ちしております。
(次回までに艇補修しないとね、部長!)
二子玉川二子玉川カヌー部(Facebookページ)
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