ダイヤモンド富士2021年2月: 上野毛富士見橋からの眺め

 ダイヤモンド富士をご存知ですか?

 富士山頂から太陽が昇る瞬間と夕日が沈む瞬間に、まるでダイヤモンドが輝くような光景が見られ、この現象が「ダイヤモンド富士」と呼ばれているのです。山頂に落陽する様は、世田谷・二子玉川エリアでは年に2回(2月、10月)見られます。とはいえ、初日の出同様に天候次第ですので、お目にかかる確率は高くはありません。

 エリア内にはいくつかよく知られたダイヤモンド富士眺望スポットがありますが、多摩川によって南方に開けた街である二子玉川からは、川面に映る光の光路とあかね空が印象的な風景が見られます。

 今年は2月11日、建国記念日に上野毛の富士見橋から観測することができました。

 この上野毛富士見橋は、国土交通省 関東の富士見100景に選定されている名所で、この日も多くの方がカメラを携え今か今かと待ち構えていらっしゃいました。

 この富士見橋は、多摩川が削ってできた国分寺崖線上にあり、東急大井町線によってできた切り通しに架かる橋です。ダイヤモンド富士の時期以外でも夕日が美しい場所ですので、隣接する五島美術館での古美術鑑賞や庭園散策を楽しみながら散策をしてみては。

五島美術館についてのご案内は同館公式サイトへ

東急大井町線と五島美術館建物(左)とともに
隣接する五島美術館庭園からの眺望もおすすめ!(入館料あるいは庭園のみ入園料が必要です)

名称
上野毛 富士見橋
所在地
世田谷区上野毛

この記事を書いた人

こばなお

futakoloco 編集長。二子玉川エリア在住20年。出版社勤務を経て、ローカルニュース記者からロコカタリスト(地域の触媒)へ!「街の記録係」という視点を核に、活動を続けています。

玉川町会100年懇話会事務局担当。二子玉川のまちづくり歴は10年。まちづくり組織で情報・広報分野と水辺などの公共空間における官民共創に従事。多摩川流域生まれ&育ち。フリーランスで公民連携分野のライターをぼちぼち。二子玉川カヌー部部員。

座右の銘は名前のごとく”straight from the gut”。