「高齢者向け総合サービスいつでも安心サポート」 家族信託預金編

　社会の高齢化が進み、認知症となる方が増加している現状と金融機関との取引が原則本人のみとなっている現状から、次世代への引継ぎ方や任せ方について興味を持つ方は増えていると思われます。

　しかし、「家族信託」はまだ歴史の浅い制度であり、取り扱う金融機関も少なく、弁護士や司法書士においても詳しい方が少ない状況です。また、親族や友人など身近な人にこの制度を利用した人がおらず、身近に感じられず、「信託」という言葉から投資などを連想され敬遠する方も多いようです。

　5人に1人が認知症になると言われる現状において、自身の資産だけではなく親のこととしても、誰にでも訪れる事柄であり、対策が必要であると思います。そこで、今回は、城南信用金庫の「高齢者向け総合サービスいつでも安心サポート」について、ご紹介させていただきます。

○高齢者向け総合サービスいつでも安心サポートとは

　城南信用金庫は、日々の生活費や財産管理、遺言・相続や資産承継など、高齢者の方々がお持ちのご心配事に13の安心でお応えしています。今回は、その中でも「家族信託預金」についてご紹介します。

○家族信託とは

　もし、認知症等で認知判断能力はなくなってしまった場合、たとえ子供でも預金を引き出すことができなくなってしまいます。また、自宅を貸したり、売ったりといった財産管理もできなくなってしまいます。そんな事態に備えるためにお勧めしているのが「家族信託」です。

　家族信託は、本人の代わりに財産の管理や運用を任せる人を決めて、確実に実行してもらうための家族間の信託契約です。こうすることで、ご本人の判断能力がなくなった後でも、任せられた人が継続的に財産管理を行なって、預金の引き出しや、自宅、アパートの管理・修繕や売却などができるようになります。

　いざという時に備えて、「家族信託」を検討していてはいかがでしょうか？

　城南信用金庫では、家族信託預金以外にも遺言書の作成・管理や有料老人ホームの紹介、お客様がご病気などで来店することが難しい場合に予め決めていただいた代理人の方が手続きをできるサービスなど、様々なサポートを行なっておりますので、お気軽にご相談ください。

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