【二子玉川 水辺まちづくりレポート】18 兵庫橋付近の築堤工事が進んでいます

 昨年秋から行っている、洪水被害を防ぐための堤防整備(R3多摩川左岸二子玉川築堤護岸工事)は、今年5月末で完了する工程となっています。この築堤工事は、令和6年度まで続きますが、出水期(6月~10月)には兵庫島公園内の工事は休工します。

 令和3年度の主な工事内容は、(仮称)新兵庫橋橋台設置、工事用道路の進入路拡幅、野川浄化施設撤去です(画像参照)。このため、兵庫島公園内のひょうたん池付近の広場および野川右岸沿岸が仮設ヤードとしてオレンジネット等で囲われ、立ち入りが禁止になっています。

  また、ゴールデンウイーク連休中には、兵庫橋入口付近に設置された防音壁へイラストが施工されました。京浜河川事務所田園調布出張所の坂角淳一さんは、「白い無機質な壁面ではさみしいので温かみのあるイラストを掲出した」と話します。

  多摩川改修100周年を記念して作られた「多摩ちゃんとお父さん」のキャラクターを用いて地域や来園者に親しみを感じてもらい、治水工事の重要性についても身近に感じてもらうことをコンセプトにしています。また、「工事前の兵庫島公園の風景」を描くことで、防音壁が撤去された暁には、この絵とは異なる新しい風景が広がることも想定したそうです。

掲出イラスト(画像提供:国土交通省京浜河川事務所)

 安全な暮らしのための築堤工事は、まだもう少し続きます。再び多摩川と身近に親しめる時が楽しみですね。

★世田谷区の都市再生推進法人である(一社)二子玉川エリアマネジメンツは、国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所および世田谷区と連携し、地域の自然資産であり、人々の大切な憩いの場である多摩川の治水対策に伴う工事状況などについて、「二子玉川 水辺まちづくりレポート」で地域の方々へ正確な情報をタイムリーに紹介しています。(過去のレポートはこちら

名称
兵庫島公園
所在地
世田谷区玉川3-2

この記事を書いた人

二子玉川エリアマネジメンツ

二子玉川における持続的なまちづくり活動を進めるエリアメネジメント団体。構成会員は、玉川町会、東神開発、東急。アドバイザーに世田谷区。2019年1月に一般社団法人化、2020年2月に世田谷区初の都市再生推進法人の指定を受けました。

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