PONのぐっときちゃった!# 5 世田谷美術館「マルク・シャガール 版にしるした光の詩(うた)」

暑い夏の1日、涼しい世田谷美術館に行ってみませんか?
色彩と愛のリズム、シャガールの世界が待っています。
カフェで軽食やスイーツ、アルコールも気軽に楽しめたり、
ワークショップも予約なしで参加できます。
(7月の毎土曜日、8月の毎金・土曜日 13時〜15時)
マルク・シャガールの世界にふれる特別な1日になることでしょう!

選りすぐった版画作品 約140点

版画集:『ダフニスとクロエ』
今展で私のオススメは、『ダフニスとクロエ』古代ギリシアの恋物語をモチーフにした版画。シャガールは全部で42点も制作しています。私が特に好きな版画は『クロエ』でした。淡いベージュの中にクロエが描かれていて恋するオーラにグッときちゃいました。心がワサワサする絵は他にも多数あるので、自分の一番を探しながら観覧するのはいかがでしょう。

版画集:『サーカス』
また、サーカスを題材にした版画も見応えがありました。版画なのに水彩のようなタッチ。シャガールがサーカスを題材に制作したのは、サーカスを愛好していた画商(ピカソやゴッホなど見出した画商ヴォラール)からの提案からだったそうです。空中ブランコや動物たちの曲芸は、夢の中に迷い込んだようなシャガールの作品にピッタリのテーマですよね。審美眼を持った画商の死後、下絵の制作から40年もたって、ようやく38点の図版を掲載した挿絵本『サーカス』が出版されたそうです。

100円ワークショップ「版にしるしたわたしの詩」

展覧後にカフェでホットサンドとスパークリングワインを楽しんでから、ワークショップに参加してみました。予約も必要なく、ボランティアの方も丁寧に案内してくれるので気軽に楽しく制作できます。カンバッチも作れるので、シャガールになったつもりで、この期間中に参加してみたらいかがでしょう。

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名称
世田谷美術館
所在地
東京都世田谷区砧公園1-2

この記事を書いた人

本城晴美

イラストレーター/デザイナー/ハンドメイド作家/NPO法人せたがや水辺デザインネットワークスタッフ/ポンこと本城晴美。富山県生まれ。セツモードセミナーで絵を学ぶ。キャッチ&エラーで好きなことをとことん派。多摩川の自然と子どもが大好き。みんなでモノづくりを楽しみたい。