【BREW通信】#8 「TAMAGAWA BREW vol.05」開催レポート〜堤防完成前の水辺を彩った「たくらみの灯」

こんにちは!TAMAGAWA BREW事務局です。多摩川の水辺を楽しむイベント 「TAMAGAWA BREW Vol.05 」を9月2−3日、世田谷区立兵庫島公園で開催しました。当日のフォトレポートとスタッフコメントをぜひご覧ください!(開催のお知らせはこちら

堤防工事によって水辺に行きづらくなっている時期だからこそ、ここでどんな景色がつくれるかを試し、参加いただくみなさんと一緒に水辺の未来を構想するきっかけにしたいと、今年も継続開催することにしました。

今年は、10月21日の花火大会の準備が9月下旬から始まるということで、9月はじめの日程となりました。残暑を覚悟しつつ準備を進めていきましたが、想像以上の酷暑。これまでのTAMAGAWA BREWでは経験のなかったことでした。

真夏の空。オールスタッフミーティングでも熱中症対策を呼びかけ合い。
普段は真っ暗な夜の水辺に美しいあかりが灯るBREWならではの風景。

フード・ドリンクで11コンテンツ、ワークショップ・スポーツ・音楽系で12コンテンツが参加。初めての方も、おなじみの方も、今回ならではの「チャレンジ」を水辺空間に持ち込んでくれました。

フード・ドリンク フォトアルバム

CSA農場「なないろ畑」無農薬野菜のグリルは、素材の甘さにびっくりする美味しさ。コミュニティが支えるスタイルの畑のお話はとても興味深いです。
(左)パタゴニア二子玉川ストア:地球を救うための食のコレクション「パタゴニア プロビジョンズ」(右)Kitchenotaの「ヴィーガンフード」 出店者さんたちそれぞれの活動への思いを聞ける、嬉しい交流の機会です。 
アフロきゃべつ餃子Hennery farmの坂尾さんは、DJも掛け持ち!水辺に心地よい音楽が流れる贅沢な時間。
おなじみ「ふたこビール醸造所」のキッチンカー:みどりちゃん
Woodberry Coffee Loasters  水辺でハンドドリップのアイスオレ コーヒー豆にまつわるいろいろなお話を聞きながら淹れてもらう時間も楽しみ。
世界のクラフトラムが勢ぞろい OOTONG RUM HALL はスタイリッシュな水辺の本格BAR 
SELF CARE TEA by So-planning 心にもからだにもとっても優しいハーブティと水辺のチルシート
フタコノタネ:小学生のレモネードスタンドは売上の一部をドネーションに(詳しい記事はこちらから
All my days : アウトドアでもガラスのワイングラスでワインが飲めるのはエコだしリッチ。暑さに合わせて手づくりアイスサンドも。

ワークショップ・スポーツ・音楽など フォトギャラリー

前回に引き続き超人気! ダンボールカヌー&カヌー・パックラフトの乗船体験@野川 堤防工事の完成後も安全に楽しく水辺に親しみたいですよね!
(左)「マスキングテープアート体験」BREW初参加のアーティストTohruさん。二子玉川商店街の恒例イベント「フタコハートストリート」との連動企画。(右)おなじみ「石花会」ロックバランシング。初めて立てられたときの嬉しさといったら!
365日野草生活:観察会・ワークショップは予約ですぐ満席に。野草クラフトの販売も。初回BREWから続くご縁です。
多摩川グッズストア / 多摩川138ラジオ:水辺の特設スタジオに多摩川ゆかりのユニークなゲストが続々登場!収録番組はこちらから聴けます
(左)指太郎さんの指笛教室:習うのはちょっと難しかったけど師匠の音色は感動の響き (右)スラックライン体験by hug-luma:こちらもおなじみの大人気コーナー
トンカチ村は前回に続いて2回目の登場。不揃いの木片から思うままに工作していく時間は、おとなもつい没頭しちゃいます。軽トラ1台にワクワクをぎゅっと積み込んでやってきてくれます。
鮮やかに躍動!水辺に西アフリカの太鼓とダンスがやってきた! by ニコアフリカン 鎌田区民センターで習えるんだそう 
青空LIVE by nagi 優しい歌声とアコースティックギターの音色がひろがる夕暮れのひととき 
薪割り体験byBREW事務局:お子さん中心に大人気!防災クイズはちょっと大人向けだったけど楽しく答えてもらえました。堤防工事の伐採木を譲り受けて活用できたのも嬉しいつながりでした。

夜の風景づくりチャレンジ−1「ミズベヤグラ」

今年は兵庫橋に代わる新しい橋がほぼ完成しているということで、新設橋を渡ってくる人々を迎え入れる仕掛けとして、提灯やぐら(ミズベヤグラ)を作製。少しでもイベントに彩りを添えられるよう工夫しました。<設計:松下龍太郎(東京工業大学 環境・社会理工学院 修士2年)>

夜の風景づくりチャレンジ−2「焚火」

焚火はTAMAGAWA BREWの象徴的な風景のひとつです。水辺の使い方の実験として防災啓蒙とセットで実施していますが、この仕組みをもっと広く知っていただきたいと考え、今回敢えて予約制を導入してみました。

認知度はまだ高くないものの、ここで焚火ができることを初めて知って申し込んでくださった方ばかりでした。予約制にしたことで企画意図をちゃんとお伝えでき、フィードバックもいただけました。2日目は夕刻が風雨予報だったために前日のうちに中止を決定し、結果としては実施できるコンディションだったので申し訳なかったです。次回もまた焚火をやりますので、どうぞお楽しみに!

スタッフのレビュー 「やってみてどうだった?」

ーー今回の運営は、前回事務局メンバーの4名と、20名のボランティアで担いました。やってみてどうでしたか?

(なま)事務局としては、イベントを”無事に”終わらせることが何より大切。まずは今年も”無事に”終えられほっと一安心。今回vol.05では、今まで遊びに来てくれていた方々がボランティアとして参加してくださり、出店者さん含め、人の繋がりで成り立っているイベントだと改めて実感できました。事務局としては、前回の反省を修正できた部分もありつつ、焚火抽選のインスタライブにチャレンジしてみたり、自分たちなりの歩幅で一歩ずつ進んでる実感を得られたかな?と思いました。

(おおもり)ミズベヤグラ,焚火,出店の明かりが並ぶ夜の兵庫島公園の風景は,本当に美しいなと感じました。多くの出店を頂き,会場も充実したレイアウトになったと思う反面,これ以上規模が大きくなるとマネジメントが大変になることが予測され,今後の運営をしっかりと考えていきたいです。開催2日間に渡って天気に恵まれたことは本当にありがたい限りでした。来年もまた頑張ろうと思います!

(なお)当日の写真を見返して、やっぱりブリューで生まれる景色はどこを切り取っても最高だなと感慨に浸っています。今回は過去最大人数のボランティアさんや新規出店の方が集まってくれたり、新たなささやかチャレンジもあり、たくさんの交流や景色が生まれたのではないかと思います。今回はとにかく暑すぎるのと工事中が印象に残る回でしたが、次回は工事も終わり、日程も今回の経験を踏まえて調整してさらに素敵な回にできたらいいなあと思います。今から次の開催はどうなるだろうと楽しみです。応援よろしくお願いします!

(みき)暑さ対策もさることながら、手洗い用の水タンクは必須と考えて用意しました。2019年の台風以来、兵庫島公園に水道がなくなってとてもとても不便。お子さん連れの利用が特に多く、用意してよかったです。どうにか水道が復活してほしいです。

堤防完成後の未来に「たくらみの輪」がひろがるように

TAMAGAWA BREWは、水辺をもっとステキに使っていくためにひとりひとりが関われることを模索する取り組みだと考えています。しかし、年1回のささやかなDIYフェスであるいまのカタチだと、なかなか伝わらないのも現実。

それでも、軌道修正しつつ続けていくことで、少しずつでも「自分たちの普段の思いを伝えたい」「自分たちでも何かアクションを持ち寄ってみたい」「もっとこんな工夫ができるんじゃないか」という輪がひろがっていくといい。

兵庫島公園付近の堤防工事は10月下旬から再開され、いよいよ来年の夏には完成するようです。堤防完成後の新しい水辺の風景をTAMAGAWA BREWで一緒につくりませんか。次回のTAMAGAWA BREWにもぜひご参加ください!

DAY2のオールスタッフ集合写真。酷暑の2日間、アイデア、ワクワクを水辺に持ち寄ってくれた出店者のみなさん、事務局が行き届かないぶん、自律的に工夫して運営を支えてくれたボランティアのみなさんに、心から感謝します!そして来場してくださった多くのみなさん、ありがとうございました!これからもTAMAGAWA BREWをよろしくお願いします!

名称
二子玉川兵庫島公園
所在地
世田谷区玉川3丁目2−1

この記事を書いた人

TAMAGAWA BREW 実行委員会

『TAMAGAWA BREW』は、みんなで多摩川の水辺を楽しむ試みです。 地元で働き暮らす様々なメンバーが参画し、イベント開催や情報発信を行っています。あなたも、二子玉川の水辺に豊かな風景を育みませんか?「さあ、たまがわをたくらもう!」