たまがわ花火大会会場の河川敷清掃、ボランティア約150人が参加

8月19日(土)、荒天により開催が中止となった「第39回世田谷区たまがわ花火大会」。毎年恒例で実施している翌日の河川敷清掃活動「クリーン作戦」も事前の取り決めに従い公式には中止(実施しない)を発表しましたが、実際には、当日午前より多くの人々が来場しており、15時からは場所取り解禁となっており利用者が少なくなかったことから、「有志での参加」としてボランティアを呼び掛けていました(futakoloco過去記事:たまがわ花火大会は荒天中止、明日20日のクリーン作戦は有志で実施)。

 当日朝8時から10時までの清掃活動には、区の関係者と玉川町会などの地元関係者のほか、住まいは遠方だが常日頃より二子玉川の水辺に親しんでいるという人など約150人が参加してくださっていました。また、ランニングの途中で清掃活動を見かけて急きょ参加をしてくださる人の姿もありました。

 一夜明けた会場は、過去見たことが無いほどの量の残留物が散乱していました。花火を打ち上げることはできなかったものの、直前まで開催予定であったこと、天気の急変で大雨・突風・洪水警報の発令に加え落雷事故もあったことから、会場から大急ぎで避難された様子が手に取るようにわかる情景でした。忘れ物も多かったようです。

 通常は事前に危険物の撤去などを含む業者による清掃後に、一般市民によってクリーン作戦が行われていますので、毎年参加している人は今年のゴミの量を見て、一瞬息をのんだことでしょう。

 作業は10時までの予定でしたが、その後も清掃を続けてくださるボランティアの力を借りて、おおよその片づけは同日午前中に終了しました。

 futakolocoは、二子玉川のまちの情報インフラとして、安心安全なまちづくりに貢献するために地域の協力団体から支援を受け、編集メンバー約20人で運営しています。今回の花火大会の開催中止アナウンスだけでなく、有志による清掃活動についても知っていれば参加したかった、という地域からの声もいただいています。災害時や非常時などには、正確な情報を広く一般にお届けできるよう、その情報経路づくりも含めてさらに見直し・更新・推進する必要があることを改めて考えました。

 清掃活動にご参加くださった皆さまをはじめ、futakolocoの記事や花火大会当日のFacebookやTwitter投稿などを共有し拡散くださいました皆さまにも、心よりお礼を申し上げます。

ボランティアへ貸出する軍手、トング、ゴミ袋など

第39回世田谷区たまがわ花火大会

http://www.tamagawa-hanabi.com/

名称
世田谷区 多摩川河川敷
所在地
世田谷区鎌田

この記事を書いた人

こばなお

futakoloco 編集長。玉川町会100年懇話会事務局スタッフ。主に公民連携分野のフリーランス・ライター/エディター。二子玉川在住20年。出版社勤務を経てまちづくり法人で情報・広報戦略と水辺などの公共空間における官民共創事業に従事。多摩川流域生まれ&育ち。

暮らしを起点に「ほんとうに創造的な社会とは」を考えるラボラトリー「チームうなラボ」のフェロー。自分たちのまちづくり活動の経験や学びを言語化し、ときにはゲストとの議論と振り返りをまじえて発信・活動しています。

#コミュニティ・プラットフォーム #プロセス・デザイン #パブリック・リレーションズ #パブリッシング #straightfromthegut