ロコさんぽ:季節の花々と緑あふれるやさしい時間、カフェ「NISHI ann」

お散歩が楽しい風薫る5月、昨日の大雨も上がって陽が差してきたので早速ロコさんぽ。岡本の聖ドミニコ学園前の住宅街にある、季節の花々と緑あふれるカフェ「NISHI ann」へ行きました。

白いバラのアーチをくぐるとカフェ「NISHI ann」(5月9日)

こちらのカフェには20年前、生まれたばかりのわが子をベビーカーに乗せて訪れたのが最初。つかまり立ちし始めた頃で、時折嬌声やら奇声やらを挙げる猛獣を連れつつご近所で木々や花々に囲まれながらコーヒーをいただいてほっと一息できるカフェにどれだけ心が癒されたことでしょう。

2023年3月、21年間続いた先代オーナーから娘の新井裕子さんがお店を引き継ぎ、「そば粉のガレット&スイーツのカフェ」として再開されました。印象的な青い扉やテラス席などの設え、美しい庭園もそのままで、木曜日と金曜日の11時30分~17時(ラストオーダー)に営業しています。

私の今日のお目当ては「NISHI ann」の顔ともいえる「白いバラのアーチ」。同店の庭園は、一年を通じて季節を感じられる花々を楽しむことができますが、華やかな白バラのアーチを見られるのは今の季節だけ!わくわく胸躍らせながら訪れてみると、開花が始まっていて、見ごろはまさにこれからといったところ。来週、再来週にまた来よう!と心に決めたのでした。

白いバラのアーチの見ごろももうすぐ(5月9日)

お食事は「糀の身体にやさしいカレー」と「そば粉のぶどうタルト」を選び、ドリンク付きで合計2,600円也。同店は「ガレットのカフェ」ですが、同じくらい人気のメニューがこの糀をふんだんに使ったカレーなのだそう。乳製品、小麦粉、化学調味料は不使用で油分控えめ。糀に漬けた野菜デリと糀ドレッシングのかかったサラダ添えで、炒り玄米との混ぜご飯と一緒にいただきました。季節の果物を使ったそば粉タルトも小麦粉・乳製品不使用です。

オーナーの新井さんは「当店では、できるだけ身体にやさしく滋養のあるものを召し上がっていただけるようにと思っています。スイーツも添加物や精製糖などを使わず、やさしい甘さで食後も身体が重く感じないようなメニューを心掛けています」と話します。木々がみずみずしく美しい庭園のお手入れも、「心身を癒していただけるような場所になるように、毎朝頑張っています」とのこと。

20年前に子ども連れで伺った時と私自身のライフステージは変わりましたが、今も変わらず閑静な住宅街の中にある「やさしい場所」。ありがたいなあ…としみじみ感じ、お店のやさしいお気持ちに応えられる客でありたいなあ、などと考えながら、木洩れ日降り注ぐテラス席で癒しの時間を過ごしました。

カフェ「NISHI ann」

営業日:木曜日、金曜日
営業時間:11時30分~17時(ラストオーダー)
テラス席はペット同伴可
予約受付:instagram ダイレクトメールもしくは電話(03-3708-8516)。前日18時まで。
詳細は同店Instagramアカウント @nishiann.cafe

名称
NISHI ann
所在地
世田谷区岡本1-6-12

この記事を書いた人

こばなお

futakoloco 編集長&ファウンダー。二子玉川在住20年。主に公民連携分野のフリーランス・ライター/エディター。法律専門書出版社勤務と米国大学院留学(高齢化社会政策)を経て、2016年〜2022年、自らの暮らしの場である二子玉川のエリアマネジメント法人で情報・広報戦略と水辺などの公共空間における官民共創事業に従事。最近は生まれ育った西多摩の多摩川および秋川の水辺界隈でもじわりわくわく活動中。

暮らしを起点にした「本当にクリエイティブな社会」のタネを自らのアンテナで見つけ、リアルに伺った物語を記録し続けることがいま、とっても楽しいです!