住民発意による ゾーン30の実現
「ゾーン30」とは、指定地区内の車両の速度を時速30キロ以下に規制するエリアを指します。世田谷区玉川3、4丁目の「ゾーン30」は、東京都内で初めて住民組織の発意によって制定されたもの。二子玉川地区交通環境浄化推進協議会通と玉川町会は、この規制開始に合わせまちの交通安全活動をさらに推進しています。(「ふたこたまご通信」より)
2013年末ころ、二子玉川小学校で「ゾーン30」のワークショップの開催を告知するチラシが、自宅の郵便受けに投函されていました。その頃私は、二子玉川商店街エリアに住んでおり、子どもは乳幼児で、商店街の目抜き通りをビュンビュン飛ばしながら走行する自動車をとても危険だなと思っていたのです。
私は、弁護士業で多数の交通事故事案を扱ってきたため、交通事故に遭い後遺障害が残れば賠償金を得たところで体の機能自体は元に戻らないということもよく分かっていました。1番大切なことは「交通事故そのものを減らすこと」と常々思っていました。
しかし、どうすれば交通事故が減るのかについては、テレビで見たような、道路に立体障害物に見える絵を描くくらいのことしか知らず、つまり具体的な施策を知らず自分自身も持っていなかったのです。
このチラシを手に取って読み「地域一帯を最高時速30kmに制限することなんて法律上できるのかな」と疑問に思いながらも、それができればきっと、自分や地域の子ども達の安全が高まるし、まだ地域に知り合いがほとんどいなかったことから「これを機会に地域の方々と多少なりとも交流することもできるかな」と考えワークショップに全4回参加してみたのでした。
今思えば、このワークショップへの参加がきっかけとなり、二子玉川で地域活動されている方々と知り合いになり始め、この二子玉川エリアの情報ウェブメディアFutakoloco(フタコロコ)にコラムを書くようになっているのです。全ての始まりは、このワークショップだったような気がしてなりません。
ふたこたまご通信
http://tamagawa30.info/wp/
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