こんにちは! TAMAGAWA BREW実行委員会です。今回のBREW通信では4月20日に開催した『たくらみトークvol.2』の模様をレポートします。
「たくらみトーク」は、河川敷ならではの魅力と課題を語り合う場です。3月5日のvol.1で、お互いの顔を見ながらじっくり話せてよかったことからシリーズ化。さあ春到来、場所は兵庫島公園!
誰でも参加できて、じっくり話せる雰囲気を、焚火を囲んでつくってみることにしました。兵庫島公園は世田谷区立の公園なので、焚火等火気の使用は禁止されています。でも災害時の炊き出しなどでは火気を使用する場面もあるでしょう。こうした防災面からみた焚火を検証する意義もあわせ、世田谷区公園管理事務所、国土交通省京浜河川事務所や所轄の消防署に趣旨をご説明し、許可を得ました。
BREWは試み。試みの目的を都度明確にしながらトライするよう心掛けています。
焚火に欠かせない薪も、参加型で用意できないかと考え、薪割り体験を開催。用意したのは鉈ではなくハンマーを使うタイプの薪割り器で、お子さんでも使えます。
木材は京浜河川事務所で無償配布された流域伐採木です。多摩川の保全につながればと考えて使ってみましたが、薪に適した長さにカットせねばならないこと、伐採から時間がたち乾燥して固くなっていたこと、枝分かれの部分は固くて割れないことなど、扱いづらい面もあることがわかりました。
さて焚火の時間となりました。消火器を一定間隔で置き、スタッフが目配りします。春先の夕暮れは肌寒く、早速複数のグループが相席で焚火の暖をシェアし、会話が生まれていました。
日が暮れる頃、焚火台の1つを囲んでたくらみトークがスタート。スタッフが進行役を務め、普段の活動や関心事、二子玉川の水辺につくりたい景色を順番に発表していくと、話の輪はぐんぐん熱気を帯びていきました。
トークの始まりと同時になんと、mindmap®を描き始めてくださった方がいましたよ!
得意なことを持ち寄ると、想像を超えた新しい動きが生まれていく
・・・そんな予感に満ちた回となりました。9月に予定しているBREWの中で何をどう実現していくか、次回のたくらみトークでさらに深堀りした対話ができればいいですね。
得意なことの持ち寄りのひとつ、シャボン玉の実演もありました!夜はさらに幻想的~子どもたち大興奮!写真を撮るのはすごく難しいので実物を見るのがオススメです。
あっという間に撤収タイムとなり、30分前に火を落とすことをアナウンスしたところ、どの焚火台の人たちも、飲食をすぐに切り上げて火消しに協力してくれました。それだけでなく、誰からともなくチェアをたたみ、炭を砕き、ゴミを集め・・・うねりのように一斉に始まりあっという間に片づいたのです!びっくり!昨年のBREWでも試験的に焚火をやりましたが、そのときは声をかけてもなかなか退席してもらえず、スタッフだけで片づけ。かなり時間がかかりました。この違いは何なのでしょう?何かしらの共感が生まれつつあるから・・・?とにもかくにもスタッフ一同とても幸せな気持ちになりました。
焚火の魅力は?どういう設えがどういう意義を持つ?どうしたら持続的にできる?
答えはひとつではない難しい問いですよね。毎回アンケートを実施しますので、来場されたらぜひ声をきかせてください!
次回のたくらみトークvol.3は、5月18日(土)です!「防災×焚火×トーク」を継続しつつ、アイデアに上がった「アコースティックサウンド」を試してみる予定です。詳細は近日中にTAMAGAWA BREW Facebookのイベントページで公開します。ぜひどなたでもお気軽にご参加ください!
(スタッフ*みき)
- 名称
- 兵庫島公園
- 所在地
- 東京都世田谷区玉川3丁目2