「二子玉川 WordPress Meetup@東京都市大学二子玉川夢キャンパス」はスタートから1年が経ち、2ヶ月に1回の頻度で8回目が開催されました。常連さんも増え、初心者の状態から参加し、現在は会社のウェブサイトを管理する伊藤さんに今回はレポートを作成いただきました!
イベントレポート
2019年9月15日の日曜日。『第8回 二子玉川 WordPress Meetup@東京都市大学二子玉川夢キャンパス』に参加してきました。こちらのイベントは、「WordPress」に興味がある人が集まって作業したり、教えあったりしながらお互いに学び、つながるというコンセプトのもと運営されている勉強会です。
会場は、東京都市大学二子玉川夢キャンパス。こちらのキャンパスは、二子玉川ライズのオフィスビル8階にあります。駅からとても近いので非常に便利です。
WordPressとは?
さて、イベント名にある「WordPress」とは、一体なんなのか?ということなのですが、WordPressとは、ウェブサイトやブログ、アプリを作るためのオープンソースソフトウェアです。オープンソースとは、ソフトウェアのソースコード(プログラミング言語で記述された文字列)を無償で公開し、誰でも自由に改良・再配布ができるようにしたソフトウェアのことです。ですので、WordPressは基本的に無料で使うことができます。
また、WordPressには「テーマ(Thema)というWebサイト全体のテンプレートが、公式よりたくさん配布されています。なので、プログラミング言語などの専門知識がない人でも、気軽にホームページを作ることができます。もちろん専門知識がある人なら、自らテーマを作ることもできます!かなり自由なカスタマイズが可能なんですね。そんな機能性や自由度の高さもあってか、インターネット上のすべてのウェブサイトの約34%がWordPressを利用して作られていると言われています。すごい割合ですね。
WordPress Meetupとは?
さて、無料でいろんなことができるWordPressですが、実際に使っていくうちに「ここちょっと使いにくいから、もっとどうにかできないかなぁ〜」と思うことがあります。上級者の方であれば、「ここのコードをもっと省略化したい」だとか「テーマを作るなかで、ここの部分の機能がうまく作動しないのは何故なのか」など専門的なことを、分かる人に質問したいということもあるかと思います。
そんな時に、初心者から上級者まで幅広い人が質問したり、お互いに教えあったりできる環境があると嬉しいですよね。なら「WordPressを介していろんな人が集まる場ができたらいいじゃないか」ということで、日本のあちこちで「WordPress Meetup」が行われています。東京の場合は羽田や八王子、道玄坂などいろんな場所で「WordPress Meetup」が行われています。
二子玉川 WordPress Meetupでは何をしているの?
「二子玉川 WordPress Meetup」では、WordPressに関わるいろんな人が集まって作業をしています。例えば、 そもそもWordPressがよく分からない人、個人・会社のホームページを作りたい人、ブロガー、ウェブデザイナー、プログラマ、パパさんママさん(子連れ参加OK)など年齢も職業もばらばらです。
ですので、「二子玉川 WordPress Meetup」では、初心者、中級者、上級者と3つのグループに分かれて各々が作業をしています。
初心者向けのグループでは、「自分のPCでとりあえずブログを始めるワークショップ」ということで、自分のノートパソコンにWordPressが動く環境を作って簡単なブログを始めてみよう、というセミナーを毎回行なっています。使用するWordPress環境は、InstantWPやlocal by flywheelといったサービスを利用して作ります。
こちらのグループは本当に初心者向けですので、丁寧にいろんなことを教えてもらえます。「ブログをやってみたいけど、実際にどうやって作ればいいのかわからない……」「ブログを始めてみたけれど、WordPressの使い方がいまいち分からない……」という人にオススメです。
中級者向けのグループでは、「WordPress の勉強を続けていきたい方へのワークショップ」ということで、すでに WordPress でサイトを運営している人や、WordPressの勉強を続けていきたい方へ向けてワークショップを開催しています。中級者向けと区分していますが、例えば「WordPressでのSEO対策ってどうしたらいいの?」という中級〜上級者向けのものもあれば、「ブログを初めてみたけれど、見出しタイトルの出し方が分からない」と言った初心者の方もこのグループで作業をしたりしています。WordPressでの困りごとをいろんな人に聞きたい!という方が集まっているグループですね。
上級者向けのグループは、「WordPress もくもく勉強会」という、基本的には黙々と作業しながら、時々お互いに質問したり、教えあったりするグループです。内容としては、「テーマのカスタマイズ」や「自分で作ったプラグインの導入方法」「WordPressでのエラーもしくはバグなどの情報交換」といったWordPressを深く理解している方々が、お互いに課題を持ち寄って、情報交換をしたり、勉強したりしていらっしゃいます。ですが、ただ黙々と作業するだけではなく、他のグループからの質問に答えていただいたり、どなたかのサイトのバグ修正など、助け合いの精神でいろんなことをしてくださっています。
また、イベントの一番最後には「Lightning Talk」という短いプレゼンテーションを発表する場が設けられています。こちらの「Lightning Talk」は任意参加で、毎回2~3名の方が「こんなブログを書いてます!」「こんなプラグインを作っています!」などWordPressにまつわるいろんな情報を、ひとり5分ほどの短い時間で発表します。
中級者向け「WordPress の勉強を続けていきたい方へのワークショップ」イベントレポート
さて、上記で色々なグループについてざっくりとした紹介をしましたが、「じゃあ実際にはどんな感じなの?」と思われる方も多いと思います。ですので、今回は中級者向けのグループでどんなことをしたのか、ご紹介しようと思います。
こちらの中級者向けのグループには、モデレーターとしてシンヤBさん (テンプル大学アート学科アドバイザー兼コーディネーター、アート学上級准教授)が参加されています。ですので、何か困ったことがあれば、モデレーターに質問できるようになっています。
中級者向けのグループは、いつもだいたい10〜20人ほどのメンバーが集まります。その中で、個々のメンバーが抱えてる課題を共有し、似たような課題を持っている人たちが少人数で集まって知識を共有しあったり、解決策を模索したりしています。
今回は「自分でWordPressをカスタマイズしたいけど、なにか変なことをしてサイトを壊したら不安……」という方が多かったこともあり、メインの活動としてlocal by flywheelを使って自分のパソコンにWordPressが動く環境を構築するということをしました。初級者向けのグループでも似たようなことをやっていますが、中級者向けのグループでは「参加者が運営している/管理している個々のサイトを再構築する」というところまでやりました!
とはいえ、一筋縄ではいかないのがWordPressの面白いところ。「自分のパソコンでWordPressが動くような環境が作れない」「自分のサイトが特殊なカスタマイズでそもそも再構築が難しい」「パソコンに入っているウイルスソフトが反応してしまって作業ができない」などなど実際にやってみるといろんな場面で課題にぶつかります。
そんなときは、参加者同士で「ここはどうしました?」と手順を聞き合ったり、それでも分からない場合はモデレーターに質問してみたりと、あれやこれやと手を尽くして課題を解決しようと参加者自身が頑張ります。
参加者自身が手を動かしてカスタマイズしないと後から「あれはどうやったけ……?」となってしまったりして、勉強したことが身になっていない、なんてことが起きたりします。そうならないためにも、基本的に参加者自身がチャレンジする勇気を持つことが大切なんですね。
最後
「二子玉川 WordPress Meetup」には、WordPressを使い始めたばかりの初級者の方から、WordPressを使ってお仕事をされている上級者の方までたくさんの参加者がいらっしゃいます。どの方も「WordPressについてもっと知りたい!」と思って参加されています。気軽に質問しあえる場ができていますので、ご興味のある方はぜひ参加してみてください!
以上、伊藤さんからのレポートでした!
伊藤さんは11/1に開催された「WordCamp Tokyo 2019 Contributor Day」についてもレポートを書かれています。こちらもチェック!
イベントレポート:『WordCamp Tokyo 2019 – Contributor Day -』
- 名称
- 東京都市大学二子玉川夢キャンパス
- 所在地
- 東京都世田谷区玉川2-21-1 二子玉川ライズ・オフィス 8階