二子玉川の在企業や活動団体で運営する二子玉川まちメディアfutakolocoでは、これまでも何度かその活動をご紹介してきた一般社団法人二子玉川エリアマネジメンツ。
2020年度から、futakolcoチームメンバーに加わり、そのリアルな活動拠点Futako Fun Base(二子玉川ライズ タウンフロント1階)での交流企画や、防災や観光といった情報発信で連携を進めていくことになりました。活動については今後、futakolocoの記事としてお知らせしていきます。
Futakolocoでの最初の投稿は、今年2月23日に「災害に強いまちづくり」など防災・減災をテーマに掲げた内容で開催した、第5回シンポジウムについて。同シンポジウムは、例年、一般公開で地域の方々と共に二子玉川のまちづくりにおける課題の共有をする、年に一度の大事な発表と交流の場ですが、2020年は新型コロナウイルス感染症が拡大している状況を受け、残念ながら関係者限定での開催となりました。
しかしながら、テーマが「災害に強いまちづくり」であり、今後ますます地域の住民と在勤者が一体となった減災・防災が重要となることから、ゲストスピーカーとしてお招きし、ご登壇いただいた専門家の貴重なお話は、地域の知見として広くご紹介するべきであると判断し、YouTube動画で当日の様子を公開することになりました。
緊急事態宣言が発令され、不要不急の外出自粛を求められているこのような状況だからこそ、在宅勤務等も進み普段よりも比較的一人一人の時間が作りやすい環境となるかもしれません。地域の方々はもちろん、まちづくりに関心を有する皆さまの有益な情報となればと願っています。
公開するパートは以下の4つです:
①一般社団法人二子玉川エリアマネジメンツ活動報告
当法人の活動内容について、駆け足ですが、体系的に纏められています。エリマネって何やってるの?誰がやってるの?活動の目的や意義は?等の疑問の解決に少しでも役に立てばと思います!
※登壇資料はこちら(二子玉川エリアマネジメンツ公式サイト)
②「二子玉川 水辺夜会 Futako Tamagawa Night Park 2020」について
東京都と公益財団法人東京観光財団による令和元年度「ナイトライフ観光振興助成金」 の助成を受けて開催する「二子玉川 水辺夜会 Futako Tamagawa Night Park 2020」のお知らせになります。
※なお、本イベントに関しまして、当初は東京オリンピック2020も意識したイベントを考えておりましたが、大会延期の決定を受け、内容を一部変更。ナイトライトアップに加え、地元の大学生や地元で活動しているアーティストと連携し、『平和と復興』をイメージしたアート作品を展示する予定です。
※資料はこちら(二子玉川エリアマネジメンツ公式サイト)
※動画や資料等では開催日程を7月としていますが、新型コロナウィルス感染症の感染拡大を受け、日程を延期しての開催に向け各関係者と調整中です
③基調講演「エリアマネジメントをめぐる最近の動向と二子玉川エリアマネジメンツへの期待」(法政大学 保井美樹教授)
二子玉川エリアマネジメンツ発足以前より、色々とお世話になっている法政大学 保井美樹教授による「エリアマネジメントをめぐる最近の動向と二子玉川エリアマネジメンツへの機体」というテーマの基調講演になります。
第1回シンポジウムでもご講演頂いている保井先生からは、当時の振り返りから始まり、改めてエリアマネジメントに求められている役割についての体系的な理解、進化し続けている公民連携スキームや施策をめぐる最近の動向を中心に、基調講演の中でお話いただいています。
また今回の動画公開に際しまして、大変有難いことにご本人からコメントを頂戴しましたので、紹介させていただきます:
エリアマネジメントというと、これまではイベントを始めとする経済活性化の取り組みがクローズアップされてきましたが、本質的な価値は地域の構成員の人たちが共有する課題の解決です。例えば、ソーシャルディスタンスを確保した公共空間のあり方を提案し、その実現に寄与すること、オンラインを活用しながら地域でつながり続け、地域で困っている人たちを応援する仕組みづくりなど、今だからこそできることは多くあります。一般社団法人二子玉川エリアマネジメンツが、常に地域の人たちと一緒に求められる動きのプラットフォームに成長していくことを願っています。
④基調講演「エリアマネジメントが防災減災のためにできること」(HITOTOWA INC. 荒昌史氏)
当法人のメンバーも現地の取り組みを視察し、参考にもさせいただいているHITOTOWA INC. 荒昌史氏による「エリアマネジメントが防災減災のためにできること」というテーマの基調講演になります。
荒さんからは、ネイバーフッドデザインという考え方のもと、住宅地を中心に取り組まれている防災減災の事例紹介やその中でエリマネ団体が担う役割について、基調講演の中でお話いただいています。
以下、荒さんからのコメントをいただいていますのでご紹介します。
新型コロナウィルスの被害や影響を受けている皆様にお見舞い申し上げます。有事のときに、コミュニティや人間関係が、心の支えになることを実感いたします。弊社の関わるエリアマネジメント組織では、科学的な知見を分析して、新型コロナウィルスに関する予防と対応に関する情報発信を行なっています。エリアマネジメントは防災減災に大きな役割を果たせるもの。いまは人との接触を極めて0にして、また皆さんとディスカッションしたいですね。健やかにお過ごしください。
- 名称
- 所在地