ひさしぶりに、みきちゃんと待ち合わせて、多摩川本流へ。
「この辺にいつもいるからよ~」ということで、多摩川漁協砧支部長の品川さんに会いにきたのでした。「多摩川漁協」の帽子をかぶった方が何人か腰かけていらっしゃいましたが、すぐに品川さんを発見!
鮎の季節もやってくるということで、漁協のみなさんで、多摩川を見守ってくださっています。このへんは、30センチくらいの大きなボラがキラキラ光りながら、たくさん泳いでいました。「ボラは何をしにきているんですか?」とみきちゃん。「ボラはよ、コケを食べてるんだよ」と品川さん。ボラは、頭がいいのでなかなか捕まらないそうです。汽水域(海と川の混ざっているところ)近くにいるというボラ。ここにいるのは、もう大人のボラだそうで、海に帰っていくとのことです。多摩川のコケ、おいしいのかなあ?
「コクチ(バス)や、オオグチ(バス)もいっぱいいるぞ。あいつらはすぐ捕まる」バスは捕まえたら東京都に報告するそうです。コクチモオオグチも侵略的外来種として特定外来生物に指定されています。他のお魚たちをみんな食べてしまうんですね。
この日は、朝3時半に起きて、上流で鮎の放流をしてきたと。6月に入ると、鮎が来るので、もう少し上流の東名の下あたりに行かれるそうです。「なんかあったらいつでもこい」と嬉しいお言葉をいただきました。
新型コロナウィルス感染拡大防止のための緊急事態宣言は解除されましたが、どういうふるまいをしたらいいのか、まだまだ分からないことだらけ。それでも季節は移り、水辺あそびのシーズン。どうしたら、まちの子どもたちに川の楽しさを伝えられるのかなあ、川を好きになってもらえるのかなあ、と日々考えながら過ごしています。
そんなとき、河川敷で、この多摩川を何十年も見守ってくださっている方に会い、ああ、好きっていいなあ、って、ただ思いました。
~好きな生きものは何ですか?~
私は、「人」が好きです。
- 名称
- 世田谷区宇奈根1丁目地先
- 所在地
- 世田谷区宇奈根1丁目