みんな、”common”っていうアプリ、知ってる?
二子玉川に住んでたり、働いている大人のひとたちが繋がって、街の情報を共有したり、いらないものを譲り合ったりするスマホアプリなんだって。
お母さんは、ここで二子玉川のおいしいお店の情報を仕入れたり、新しい景色を発見したり、逆にみんなに教えたりしてるらしいよ。
役に立つ投稿をしたりすると、「まちへの貢献」ポイントがもらえるらしい。
へー。僕もお手伝いポイントためてるよ。最近なかなか増えないけど。。。
新しい年になって、もう読まなくなった本を譲ろうか、とお母さんが言い出した。
さては、貢献ポイントがほしいんだな。
僕のお気に入り絵本シリーズを出したら、早速希望者が!
せっかくなので、手渡ししてお気に入りのお話を教えてあげよう。
はじめて会った子は、まだちっちゃくて、すっごい身を乗り出して、僕の絵本を見てくれていた。
そんなに喜んでもらえるの? 何だかとってもうれしいな。
お母さんも「せいしろうもあんなカワイイ時があったわね。。。」となんだかシミジミしてるよ。
帰ってから、その子のお父さんからメッセージと写真が来たよ。
「家に帰って早速かぶりつきで絵本を読んでいます」だって!
いいことすると、何だか僕もうれしいな。
お母さんも、「せいしろうも、ああやって何度も何度も読んでたよね。お母さん、喉がカラカラになるくらいまで読んだのよ」とまたまたシミジミしてる。大袈裟だなー。
元々、そこまで好きじゃなかったし!
と言ったら、「アメリカのカーズランドまで行って、マックイーンに会ってきたのは誰!?」とつっこまれた。
次に僕の好きなパンダのドミノを発見したから、譲ってもらったよ。
家にドミノコーナーを作ったよ。優しい人がいるんだな。ありがとう。
それから少しして、もうサイズアウトしたスキーウェアを発見。
投稿したら、また希望者が!早速渡しに行ったら、あれ?この前パンダドミノをくれた人だ!!
こんな偶然ってあるの? わらしべ長者みたいで面白いね。
「帰って息子に着せたらぴったりでした」とメッセージをもらったよ。そう言ってもらえてよかった!
この面白いアプリ”common”を作ったあつしさんに会うチャンスがあったので、インタビューしてみたよ!
せいしろう 「お仕事は何をしているのですか」
あつしさん「スマホアプリ”common”の担当をしているんだよ」
せいしろう 「どうして ”common” をつくったのですか」
あつしさん「みんなが街にかかわれるような仕組みを作ろうと思って。」
せいしろう 「 ”common” ってどういう意味ですか? 」
あつしさん「みんなと共有するもの、人と人とのかかわり合いっていう意味なんだよ。わかるかな?」(ちょっとむずかしいね)
せいしろう 「大変なことと、よかったなと思うことを教えて下さい」
あつしさん「たくさんの人に便利に使ってもらうために、色々考えるのが大変だよ。でも、使ってくれる人や気に入ってくれる人がいて、喜んでもらえるとうれしいね。」
せいしろう 「僕も、絵本をあげたらすごい喜んでもらってうれしかったです。もっとたくさんの子が参加するにはどうしたらいいと思いますか?」
あつしさん「お父さんお母さんにたくさん使ってもらえるよう、告知を頑張るよ。そして、安全安心な機能を作るようにしていくね。」
せいしろう 「小学校の時の夢は何ですか?」
あつしさん「小学校の先生だよ」
いいね!僕の小学校の先生、優しくて大好きなんだよ!
せいしろう 「小学校の時恥ずかしかったことはありますか?」
あつしさん「うーん、小学校じゃなくて、社会人になってからだけど、会社に行く日に寝坊しちゃったことかな。」
あ、それ僕も時々しちゃう。
せいしろう 「今困っていることはありますか?」
あつしさん「”common”というサービスをより多くの人に知って気に入ってもらうにはどうすればいいか、考えているところだよ。」
あつしさんは、いつも ”common” のことを考えているんだね。
僕から、二子玉川の子どもみんなが喜んで ”common” に登録したくなるアイディアをひとつ伝えてみた。いつか実現してくれたらうれしいな!
これからも、二子玉川のみんなが笑顔になれるサービス作り、頑張ってね!応援してるよ。
みんなも ”common” アプリ、インストールしてみてね。
母より
最近の、我が家の大きな問題。断捨離。
思い出がいっぱいで、ついつい捨てられない、かといってもう使わない子ども服や絵本、おもちゃ。
近所の子どもたちが、それを使ってくださるならとても嬉しいと思い、出品してみました。
このアプリは、ご近所に住む方のみ登録できる本人確認があり、安心安全な取引ができます。
そして、何より普通の寄付やフリマアプリなら相手の顔までは見えませんが、相手の喜ぶ顔が見えて、息子もとても嬉しそう。
私も、息子の幼い日々を思い浮かべ、懐かしく、あたたかい気持ちになりました。
子どもながらに、物を大切にすること、受け渡しを通して、いただいた優しさを誰かに繋いでいくことを、身をもって感じることができたのではないかと思います。
Pay it Forward…
この善意の輪が、街中に広がっていって、ますますあたたかい街になりますように。