(一社)二子玉川エリアマネジメンツは5月29日、「二子玉川かわのまちアクション2022 新二子橋アートプロジェクト」を開催し、参加者約100人と一緒に橋脚壁面の落書き再発防止としてマスキングテープを使ったアート装飾を行いました。
多摩川に架かる国道246号の高架橋である新二子橋。橋梁下スペースは、世田谷区立兵庫島公園内の一角にあり、多くの方々が水辺の憩いの場として集っています。二子玉川エリアマネジメンツが運営している隣接スペース「Mizube Fun Base」では、フードトラックによる飲食の提供サービスのほか、アウトドアオフィスや地域の人びとによる広場利用なども行っています。
「この場所を地域の交流・憩いの場としてもっと快適に、もっと安全に利用する」ために、住民や在勤者、利用者自身が参加できる、楽しいまちづくりアクションの機会として実施しました。
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イベント当日は夏のように暑い晴天に恵まれ(?)ました。新型コロナウイルスの感染予防対策を万全にするほか、手洗い場の設置、熱中症対策として水分補給やテントによる日陰の創出などを行い、開始前の作業説明と参加者同士の挨拶などを済ませていざスタート!
今回の対象壁面は「Pier3」。橋脚をぐるりと両面、きれいにします。
実は、これまで当アクションで行ってきた橋脚清掃では、スプレーペンキなどで書かれた落書きを消すという重作業の後に、再発防止のための装飾、という2ステップで行われていました。しかし、今年2月25日、二子玉川エリアマネジメンツは国土交通省関東地方整備局横浜国道事務所および京浜河川事務所、世田谷区の4者で「二子玉川 水辺と道路のボランティア・サポート・プログラム」協定を締結したことにより、イベント直前に横浜国道事務所が壁面をグレーに上塗りしてくださっていたことから、今回は「再発防止のための装飾」アクションのみ!になったのでした。
二子玉川エリアマネジメンツの「かわのまちアクション橋脚清掃」についてはこちら
「二子玉川 水辺と道路のボランティア・サポート・プログラム」4者協定締結についてはこちら
これまで、フタコロコでも何度も記事にしてきた、二子玉川の水辺(新二子橋橋脚壁面)における落書き消し活動。子どもたちが水遊びで集う憩いの場を、気持ちよい空間にしたい、と住民発意で2016年から続けられてきました。落書きをするのは一瞬でも、消すためには高額な溶剤とこすり落とすための力を必要とし、事前の関係機関への申請手続きも必要でした。
futakoloco落書き消し作業に関する過去の記事はこちら
今回からは、行政のサポートを得て、再発防止のための装飾アクションだけなので、皆、作業中ずっと笑顔!この場所で遊ぶ子どもたちにもたくさん参加いただいて、「自分たちの場所」としての愛着を感じていただくきっかけとなればいいなと願っています。
途中お昼休憩をはさんで約5時間、北面(通り沿い)には「TAMAGAWA」の文字を、南面(多摩川側)には多摩川の在来魚マルタウグイを中心とした「お魚さん」のイメージで、明るく楽しいウオールアートが登場しました!
二子玉川エリアマネジメンツはこれからも、「どなたでも、ちょこっと楽しく参加できるまちづくりアクション」を企画してまいりますので、引き続きご関心をいただき、参加していただきますようお願いします。
また、今回のイベント開催には小雀建設、MARK’Sさまに物品協賛などで多大なるご支援をいただきました。心よりお礼申し上げます。
- 名称
- 新二子橋(二子玉川兵庫島公園隣接)
- 所在地
- 世田谷区鎌田1-1