2022年7月1日(金)自転車を走らせ砧公園の中にある世田谷美術館の「こぐまちゃんとしろくまちゃん 絵本作家・わかやまけんの世界~」のプレス内覧会へ参加し、みなさまよりちょっとお先に行ってまいりました。
展覧会会場は、わかやまけんさんの絵本原画やリトグラフ、雑誌の表紙原画、関連資料など、約230点が5つのコーナーにわかれてゆったりと展示されていて、とても見ごたえがありました。
代表作「こぐまちゃんえほん」が誕生して半世紀だそう。私は、どうしても初期の「たろちゃんのおつかい」に惹きつけられてしまったのですが、帰ってから、もしかしたら幼児期に読んでいた記憶?なのかなと思いました。
私より若い編集長のコバナオは、大ヒットえほん「しろくまちゃんのホットケーキ」が発刊されたころ、ドンピシャの読者対象年齢だったようで、一番お気に入りの絵本だったそう。と、そこへ・・。ジャーン
編集長はこぐまちゃんの登場(たぶん、きぐるみ・・ですw)にかぶりつきでカメラを構え「かわいい♡~目線こっちくださ~い」といささか興奮気味でした。
開催概要
会期:2022年7月2日(土)~9月4日(日)
開館時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
休館日:毎週月曜日 ※7月18日(月・祝)は開館、翌7月19日(火)は休館
会場:世田谷美術館 1階展示室
チケットは、展示室内の混雑を避けるため、「日時指定券」を6月1日より販売中。
来場時に予定数の販売が終了していなければ、美術館窓口で「当日券」が買えるそうです。
チケットのご購入はこちらから
世田谷美術館公式サイト
「美術家たちの沿線物語」も2階で同時開催中
企画展の半券があれば鑑賞できる2階のミュージアム コレクションもオススメです。
7月24日までは、「美術家たちの沿線物語 大井町線・目黒線・東横線篇」ということで、東急沿線に住んだ(住んでいる?)美術家や文化人の作品や交流の足跡がたっぷり展示されていて、つい見入ってしまいました。
8月4日からは、「荒井良二のアールぶるっと」と題して絵本作家の荒井良二さんが、世田谷美術館の収蔵品から選んだ作品が並ぶそう。荒井良二さんの創作もいくつか出品されるとのことなので、また観に行きたいです。
展示を観た後、ミュージアムショップでお買い物をして、地階にあるセタビカフェへ。
コバナオ編集長と二人で、それぞれの子育て中に毎日毎日砧公園に子どもを連れてきていたこと、たまにこのカフェの外のスペースでサンドイッチを食べたりしたこと、元気な子どもたちを追いかけ回すのに必死だった当時のお互いを思いだして語り合いました。年齢は違うけど、違う時間に同じ場所で子育てに奮闘していたのです。なんだかジーン・・・。
このコラムを読んでくださっている方には、今まさに子育て真っ最中の方、子育てを経験した方、子どもに関わる仕事をされている方、まったく子どもと関わる機会のない方、いろいろな方がいらっしゃると思います。ですが、だれでもに共通なことがひとつだけあります。だれもがみんな、子どもだったということ。かつて子どもでなかった大人は一人もいません。
いつか子どもだったみなさん、暑い夏ですが、涼しい世田谷美術館にぜひ、行ってみてください。
おまけ。
今回の記事を書くにあたり、まず検索窓に「生きることはアートだ!」と入れてみたのですが、なぜか、世田谷美術館でエリックカールさんに会ったことが、でてこない。「世田谷美術館」で検索したら、「【レポート:世田谷美術館「エリック・カール展」】♯2」という記事を発見。「生きることはアートだ!」シリーズじゃなかったんだな、と思いつつ、読んでみたら、冒頭に「生きることはアート」と書いてあって、自分でビックリしました。
最近、このコラムを書くときに、どうしてこんな大胆なコラムのタイトル(「生きることはアートだ!」)をつけたのかなあ、と、考えることがたびたびあったのですが、エリック・カールさんにお会いしたことがきっかけだったんだなあ、とわかりました。2017年4月の記事、これは、「生きることはアートだ!」のいわば「0番」です。よかったら読んでください。
- 名称
- 世田谷美術館
- 所在地
- 東京都世田谷区砧公園1-2