二子玉川の隠れ家日本料理店「花冠陽明庵」で究極のかき氷体験

暑い夏に欠かせないのは、ひんやりと体を冷やしてくれるスウィーツ「かき氷」。今回は夏季限定の「究極のかき氷」を求めて、知る人ぞ知る「花冠陽明庵(はなかんむりようめいあん)」に行ってきました。

「花冠陽明庵」は柳小路から246高架の間の街区に建つビルの一室にあります。通常は18時から24時まで、美味しいお料理を提供する日本料理店です。東京・中目黒より千葉県佐原へ移転して4年営業し昨年11月、新天地の二子玉川で再スタートを切りました。

佐原店は「茶屋花冠本店」と改名し、宇治金時を通じて、世界中、日本中に佐原文化の魅力を発信しているそう。11月11日から始まった新たな花冠は、「日本文化および宮廷文化を感じることの出来るしつらえ」で店内はカウンター席のみ全8席。

昭和の懐かしさを思い起こさせるビルの、かつて普通の集合住宅などでよく見かけた鉄製扉に上品な看板と「氷」の旗が出ています。中に入ると、店主が目指した通りの落ち着いた静かな空間が広がり、ほっとさせてくれました。

夏季限定の御品書は:

■復元宇治金時の御氷 1,200円
■完熟いちごの御氷 1,200円
■黒蜜きな粉の御氷 1,200円
■生素麺 稲荷おろし 1,000円
の4品。

私たちのお目当てはお店の看板とも言える「復元宇治金時の御氷」と「完熟いちごの御氷」。早速注文しました。

宇治金時は、江戸時代後期の御禁裏(宮中)で流行した当時の「宇治金時」を復元したもので、歴史と伝統を持つ老舗「三星園 上林三入本店」の「初むかし」という抹茶を使用しているそうです。上林家とは御禁裏御用茶師や德川将軍家御用茶師として最高位に君臨した御用茶師のことだそうです。

同店の復元宇治金時は、まず器に漉し餡をたっぷりよそい、その上に千葉県成田方面から取り寄せているという氷をふんわりと削り、キビ砂糖をふって、最高級の抹茶「初むかし」をふんだんに振りかけ、さらにまた漉し餡をのせたもので、大正時代に考案されたという「抹茶シロップ」や、「抹茶ミルク」等は全く使用せず、抹茶に自信がなければ提供できない究極のかき氷だそうです。
抹茶のいい香りとほのかな苦みが心地よく、漉し餡の上品な甘さが絶妙でした。

完熟いちごの御氷も、生のいちごから丹精こめて作られたピューレ状のいちごがたっぷりとかかっており、いちごの甘さとほどよい酸味で、もはや和菓子?の域。
ちなみにいちご氷は本日で完売とのこと。今後は「完熟木苺」に代えて提供してくださるそうです。

そんなお話を料理人でもあり、食品学者でもあるオーナーの松本さんに伺いながら、とても美味しくいただきました。本当に美味しいかき氷には練乳、ミルクは邪道だなと感じたひとときでした。

営業期間中は行列が予想されるため、一日6部制となっていて、各回10席限定、事前予約枠が各回6名様までとなっているそうです。暑い中、延々と並ぶ必要がないのはとても嬉しいのですが、すぐに予約で埋まってしまいそうなので、ぜひご予約のうえ、この夏は究極のかき氷を味わってみてください。

本当は誰にも教えず、私だけのひいきのお店にしておきたい…けれど、この美味しさは日本文化でありそう考えるとやはり二子玉川で愛されてほしい…そんな矛盾した思いを抱えつつ、皆さまにお知らせいたします。

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【店舗情報】

■夏季限定営業日:7月29日(土)
7月30日(日)
8月5日(土)
8月6日(日)
8月19日(土)
8月20日(日)

■営業時間:11時30分~18時30分
いずれも11:30 12:30 14:30
15:30 16:30 17:30の6部制

■電話:090-2402-0011

■住所:東京都世田谷区玉川三丁目13-5
川原ビル203号室

上品なたたずまいと氷旗がかかる同店入口
完熟いちごの御氷と復元宇治金時の御氷
食品学者でもある料理人オーナーの松本栄文さん
お茶碗
店内の様子
名称
花冠陽明庵
所在地
世田谷区玉川3-13-5

投稿者: まっつん

子育てしながら日々変わってゆく二子玉川を約30年みてきました。 二人の娘も成人し、これからは自分の時間をゆっくり楽しく美味しく過ごしていきたいです。 趣味の津軽こぎん刺しのワークショップも毎週金曜日「フタコのへや」にて 開催中。